鬼滅の世界に入り込みまして

第17話 派生 ページ19

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カナヲも鬼に気付いたらしく、刀を抜いて警戒している。

今回の任務、鬼1人じゃない。
結構いるんだよね。
だから無一郎くんが来たのかな

なんて思っていてると、山の麓から無一郎くんが飛び出してきた。


無一郎(うわぁ、しくじった。鬼連れてきちゃった)


あれ…？無一郎くんの後ろから鬼が…


無一郎「えぇーと、Aだったっけ？早く、鬼斬るのが任務でしょ？？」


「今行きます！カナヲも！」

カナヲと目を合わせ、無一郎くんの後ろについている鬼を斬りに行った。



無一郎「霞の呼吸 肆ノ型 移流斬り」


む、無一郎くんの技、速い！
そしてかっこいい！
思わず見惚れてしまった。


何故か霞の呼吸が頭の中をぐるぐる回って、花の呼吸を上手く出せない。
鬼の頸を斬らなきゃいけないのに…！

カナヲも心配そうな目をしていた。


無一郎「霞の呼吸 壱ノ型 垂天遠霞」


速い突き技。かっこいい。
よし、私も…！！




「空の呼吸 壱ノ型 包月牙」


刀を斜めに振って茜色の月牙を出した。
その月牙は鬼全体を包むように頸を斬った


カナヲ「！！」


無一郎「！！」


あれ…？今何した…？
自然と口から出た“空の呼吸”

これは派生したのかな？


無一郎「A、花の呼吸じゃなかったの？」


鬼と戦いながら、無一郎くんが聞いてきた


「花の呼吸でした！」



無一郎(派生した…？何の呼吸から？？)


よく分からないけど、とにかく鬼を片付けないと…
花の呼吸は上手く出せないから、自分なりに戦った。


「空の呼吸 弐ノ型 夕陽の囲み」


周りにいた鬼の頸をまとめて斬った。
体を捻り刀を振るので、上からみたら刀で円を描いているような感じ。

私の斬撃は茜色で、それが日輪刀の色にも関係しているのかも。



3人で協力して全ての鬼の頸を斬り、任務終了。



無一郎「君どうやってその呼吸使ったの？」


「えぇと、むいち…時透さんの呼吸を見てたら使えました」


柱だから無一郎くんなんてだめだよね。
危ない危ない…


無一郎「僕の呼吸？…君の呼吸の型、素早い動きで似てるかも。僕じゃ分からないから、今度不死川さんに見てもらったら？」


し、不死川さん…
考えるだけで怖い。


「そ、そうですね。ありがとうございます…」


私は先にしのぶさんに見てもらいたいです…
何か知ってるかもしれないし。





＜作者から＞
ネーミングセンス無さすぎですね(苦笑)
まだ全ての型は考えてないので、決まり次第技一覧を載せたいと思います！

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