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第佰肆拾漆話 ページ20


・_________




歩いて歩いて目的の場所に辿り着いたのは、雲のない西の空に夕焼けの名残りの赤さが残る黄昏時だった。




『…懐かしいな』




兄さんが目覚めたら来て欲しい、と言った場所は私と兄さんが生まれた村の事だった。




小さい頃に見た村と今見る村では違うもんなのかとおも思ったけど、何も変わってなかった。




そしてその村から少し離れた所に私の育った家はある。




しかし、そこには以前の家の様子は無く朽ちて今にも崩れてしまいそうなボロボロになった家があっただけだった。




6年も経っていればこれが普通なのかな。




ボーッと廃墟と化した家を見ていたら、ザッという足音と共に




朧「来てくれたんだね」




という声と優しい気配がした。




『当たり前でしょ、来るに決まってる』




朧「ははっ、よかった」




そう自傷気味に笑う兄さんと私の間に、昔には無かった大きな隔たりを感じた。

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(プロフ) - ヤルネコさん» 誤字でした.......教えて頂きありがとうございます!! (2020年4月12日 16時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ヤルネコ - 第佰陸拾参話で、『!!名前・・・』は、どういう意味ですか? (2020年4月12日 15時) (レス) id: ad493a3440 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 若葉さん» オチですか.........決めてないですね。でもいつかアンケートを取ろうかなと考えています^_^ (2020年3月13日 18時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - おっ!!いいですね〜オチはどうするか決めているんですか? (2020年3月12日 22時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - にゃんこさん» ありがとうございます^^煉獄さん推し!!!かっこいいですよね! (2020年2月6日 10時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月19日 10時

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