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第佰肆拾玖話 ページ22


・__________




『そっ…それはっ………私を助ける為で…!!』




兄さんは私の方へと近づき、日輪刀を鞘から抜いて私の手に握らせた。




朧「A」




『嫌だ…っ…』




朧「お願い、A」




『……いやだッッ…!!!』




日輪刀を持つ手が震え、日輪刀を地面に落とした。




そして兄さんに抱き着いた。




『なんで…っ…?兄さんは…何も悪い事してないのに…っ…全部全部、私のせいなのにっ…』




兄さんは優しく私の頭に手を乗せ、涙を親指の腹で優しく拭う。




朧「…Aは泣き虫だなぁ。ほんと昔から変わってないね。ねぇ聞いて……僕は、Aに頸を斬られなくても…太陽が出てくるまでここに居るつもりだよ」




『……っわたし、まだ兄さんに…何もしてあげれてない…っ…何も、返せてない…っ……なのにっ…!!』




兄さんは困った様に目尻を下げた。でも私はギューッと兄さんの服にしがみついた。絶対にもう1人になりたくない、やっとまた会えたのに。





あの日、家を出てからの2年間。私は1人で何もかもやってきた。沢山の村を行き来して、毎日毎日夜になると一人ぼっちなんだって実感して寂しくて寂しくてずっと泣いていた。

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(プロフ) - ヤルネコさん» 誤字でした.......教えて頂きありがとうございます!! (2020年4月12日 16時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
ヤルネコ - 第佰陸拾参話で、『!!名前・・・』は、どういう意味ですか? (2020年4月12日 15時) (レス) id: ad493a3440 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 若葉さん» オチですか.........決めてないですね。でもいつかアンケートを取ろうかなと考えています^_^ (2020年3月13日 18時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)
若葉 - おっ!!いいですね〜オチはどうするか決めているんですか? (2020年3月12日 22時) (レス) id: 4dface175c (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - にゃんこさん» ありがとうございます^^煉獄さん推し!!!かっこいいですよね! (2020年2月6日 10時) (レス) id: 409305a4c2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2020年1月19日 10時

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