検索窓
今日:14 hit、昨日:19 hit、合計:144,660 hit

8 ページ9

side K.Nozomu


“役立たず”


その言葉が頭から離れなくて、眠れない。
気が付いたら青いドアをノックしていた。

流星は快く入れてくれたし、話を聞こうとしてくれた。
けど、それでも急にあんなこと言われたら、困るに決まっている。


流星は何も言わへん。
やっぱり、困っているんやろ。



望「…ごめん、急にこんなこと言って。

もう寝るな。おやすみ。」



ベッドから立ち上がり、ドアへと向かった。


もうええ。
昨日のことなど忘れて、寝てまおう。
今度は周りをしっかり見るように修練すればええ。
そうすれば、俺はきっと変われるはずやから。


そんなことを考えながらドアノブに手をかけると、流星に呼び止められた。



流「望っ!」



望「…何?」



振り返れば、複雑な面持ちの流星。
口を開けては、また閉じ、そしてまた開いた。


流「…望が、昨日の仕事でどうやったんか知らへんけ

ど…。俺は、望が役立たずやとは思わへん。

頼れる、俺の大切な幼馴染やから!」



望「…ありがと、おやすみ。」



流「おん。おやすみ。」



小さく手を振る流星を横目に、俺は部屋に戻った。
ベッドに寝転がり、ふと、昔のことを思い出していた。

俺が、虹ケ丘学園に入る前の記憶。
その記憶の中には、流星が居た。

9→←7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (173 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
415人がお気に入り
設定タグ:ジャニーズWEST , 殺し屋
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

百瀬 花楓(プロフ) - コメントありがとうございます!そう言っていただけるなんて…嬉しい限りです!今後とも、よろしくお願い致します(*^^*) (2020年6月28日 8時) (レス) id: 2a826d73c9 (このIDを非表示/違反報告)
のん - このお話ほんとに大好きです!これからも更新頑張ってください! (2020年6月28日 0時) (レス) id: 4b0daf74e6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:百瀬 花楓 | 作成日時:2020年5月11日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。