検索窓
今日:4 hit、昨日:4 hit、合計:47,469 hit

第40話 ページ47

眠りについてからどれほど経っただろうか。


誰かの呼ぶ声と微かに揺すられる感覚でわたしは目を覚ました。


A「…誰?」

ガウェイン「私です。夕餉の時間が迫っているので
呼んできてほしいとマスターに頼まれたので。」


まさかわたしの悩みの渦中にいる人物が自分からやってくるのは思わなかったので、
わたしは勢いよく飛び起きて、
そのままガウェイン卿の顎に脳天をクリティカルヒットさせた。
星が2つ落ちた気がした。


「「……〜ッ…!」」



2人で数秒ほど悶絶した後

まずはガウェイン卿に謝ることにした。



A「ごめんなさい…その、すごくびっくりしたから…
ほんと……すみません。」


ガウェイン「……いえ、大丈夫です。こちらこそ申し訳ございません。
頭は痛みませんか?」


A「大丈夫です。本当にすみませんでした。
先程も…その、心配してくださったのに突っぱねるような態度を取ってしまって…。」


少し卑怯かもしれないが、先ほどの非礼も織り交ぜて謝罪をした。


ガウェイン卿は少し目を見開くと


ガウェイン「謝るのは私の方です!
貴女の誤解を招くような言い方をしてしまって…。
女性だから戦闘に出るななどということでは決して無いのです。
貴女は本当に強いですが、ガラス玉を操って闘う姿がまるで光の妖精のようで、
そのまま消えてしまうのではないかと思うほど儚かったので、
本当に心配で…。」


なんて言ってくれた。

言葉の端々に歯の浮くようなセリフが入るのはこの際無視しておき、


A「今まで女性としての扱いを受けることがなかったので、
少し曲解をしてしまったんです。
心配をして頂いたのは本当に嬉しかったんです。
ありがとうございました。」


素直に思ったことを口にした。

第41話→←第39話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (24 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
61人がお気に入り
設定タグ:FGO , ガウェイン , 女主
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アルっさん(プロフ) - フェニックスさん» 初コメありがとうございまぁぁす!うちのエミヤはママみが強いんですよ! (2018年11月19日 10時) (レス) id: e19e7f95da (このIDを非表示/違反報告)
フェニックス(プロフ) - エミヤ、オカン!!! (2018年11月17日 21時) (レス) id: 8e3aac7538 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アルっさん | 作成日時:2018年9月21日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。