陽光と硝子【FGO】【ガウェイン】 (ページ31)

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第27話ページ31

こうして若干の抵抗はありつつも、結局再臨後の衣装のままでいることになった。
しょうがないじゃない、怖いものは怖いんだもの。

シュッと静かな音と共に開いたドアの前に居たのは、

髭が立派な人だった。上裸だ。
また嫌な予感がしてきた。

⁇「んんんんんん？？？マスターそのめんこい踊り子みたいな子は誰でござるかぁ？
拙者見たことないんですけど？？」

早口でまくしたてる髭の男を尻目にマスターはあからさまに「あっちゃ～～…。」
と言いたそうな顔をしていた。

⁇「あぁっと、いうの忘れてたわ。拙者黒髭というもんで。海賊だぜ？
最近はロリッ娘が好きでござるぅ！
あぁぁぁあエウリュアレたんにちょっかいかけに行きたいなぁ…！」

確かにやばい奴だ。本人の前であんな失礼なことをしていたリツカの気持ちもよく分かる。

だが、一応自己紹介はしておこう。2度目だが。

A「わたしは昨日からここにお世話になってるA・アルツィオーネです。
再臨を済ませてこの格好になったの。少し恥ずかしいけれどね。
もう1人新人がきたわけじゃないから勘違いさせたならごめんなさい。」

黒髭「………え？ま？え？ちょ、マジでか。ここに来て逆男の娘。ウエェぇまじかちょまえぇぇぇぇぇ⁇⁇⁇⁇…………めっちゃ美味しい。BBAのがいいけど。」

A「聞こえてるぞ。意味は分からないけど。」

不穏なのは分かる。失礼な事も。

黒髭「うぉっほん！まぁ俺が何を言ってたかは置いといてだな！
ちょいっとだけ部屋来ない？」

A「いや、嫌な予感がするからやめておくよ。
今からジャンヌさんとシュミレーターで模擬戦しないといけないしね。
行こうリツカ。」

こういうのは一刀両断したほうがいい。

また空気にしかけていたリツカに声を掛けてそこを後にしようとすると、

黒髭「まぁちょっと待てや。賭け、しねぇか？」