第14話 ページ16
A「あの…、何か御用ですか?
ガウェイン卿。」
先程からいっそ鋭く感じるほどの視線を送っていたのはガウェイン卿だった。
青い空を閉じ込めた様な瞳に見られるのは、何故かあまり落ち着かない。
ガウェイン「非礼をお許し下さい、レディ。
ただ、なぜ男装をしているのかとても気になりまして…。」
A「先ほどの自己紹介の時にお伝えしましたが?」
ガウェイン「いえ、そういうことではなく、
ここでなら女の姿でも良いのではないかと思ったので。
此処には様々な時代の、自由な考えを持つ者が沢山います。
本来なら女がしない事をやってのけた英霊も。
ならば逆も然りだと思ったのです。
ここは規則を守っていれば基本自由です。非難する様なものはいないでしょう。
貴女は男装をからかわれるのは嫌だと仰っていたのでいい案だと思ったのですが
如何でしょうか、レディ?」
立香「いいんじゃないかな!ここの人達はちょっと癖はあるけどみんな優しいから大丈夫だよ!」
オレは少しだけ揺らいだ。
確かに時代の風潮など此処には関係がない。
確かに男装はあまり好きではない。
しかし職人として男装することが身に染み付いついていることもまた事実だ。
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アルっさん(プロフ) - フェニックスさん» 初コメありがとうございまぁぁす!うちのエミヤはママみが強いんですよ! (2018年11月19日 10時) (レス) id: e19e7f95da (このIDを非表示/違反報告)
フェニックス(プロフ) - エミヤ、オカン!!! (2018年11月17日 21時) (レス) id: 8e3aac7538 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アルっさん | 作成日時:2018年9月21日 14時