企画【設定集-2】

├半生1 ページ28

◆魔力と導力が基準より多めな分、一気にかけられる人数は3人くらいまでならOK。それ以上多くの人数にかけると、制御が難しい。

また、魔力抵抗の高い相手には少々聞きにくい。
相手の魔力抵抗値が5や4だともっても2〜5分、3や2なら10分ほど、1以下なら頑張って1時間ほどはもつ。
……ただし使う時間が長ければ長いほど、そして戦闘時間が長引けば長引くほどフィーナ自身も疲れてしまいメリットが特にないため、長い時間使うことはほとんどない。

◆また、一回使った後はクールダウンが必要。




＊ステータス
魔力:3
導力:4
魔力抵抗:3



【半生】(※長文です。ごめんなさい)




過去に優れた芸術家や、上流貴族に仕える宮廷画家を輩出したこともあるアッシュベリー家の末っ子として生まれる。
家は比較的裕福で、彼女には7〜8歳ほど歳の離れた兄が2人と姉が1人、そして二卵性の双子の兄・クライヴがいた。


歳の離れた兄や姉達は各々家での任務を全うしつつ、父親譲りの優れた表現者としての才能を見せ、そのことに強いプライドを持っていた。
兄弟間の雰囲気は下2人を除いてあまり良くなかったが、周囲の大人達や貴族達の関心は、常にスポットライトを向けられがちな兄や姉に行きがち。

末弟末妹のクライヴとフィーナに注目する者は殆どいなかった。



◆


似た立場である2人は幼い頃から、共にいることが多かった。2人で師である父の画集を眺めて「いつか父様のような立派な表現者になろう、上流貴族達をあっと驚かせるような絵を描いてやるんだ！」「この国は芸術家への支援が少ないんだって。でも、おれ達がすごい作品をたっくさん作って、それを認めさせて芸術の地位を高めれば、きっと何かを変えられるんじゃないか？」……そう、子どもらしくも夢を語り合い、暇さえあれば様々な技能を争っていた。

芸術だけではなく、分野は分かれていたが勉学、運動なども。父や兄姉達のような立派な表現者になるために、お互いを高めあった。


＿＿＿とだけ言えば、まだ双子兄妹の美談として成立するだろうか。


実際はクライヴの妹いびりが絶えなかった。

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