５９話(os said) ページ11
os side
AM４時
os「………ふぁ………起きるか…」
眠い目を擦りながら起き
さっさと準備をする
目を覚ます為に
少し冷たいシャワーを浴びる
その際、髪からポタポタと落ちる水
それを見た時、ふと思い出した
昨日の朝方
車の中でバックミラー越しに見た
あの子の涙を
すごく綺麗やった
最初にパーティー会場で見た時
よく媚を売ってくる女と同じやろ
見た目は綺麗だけど
中身がそれじゃあなぁ…とか考えていた
そもそもグルちゃんに
「攫ってくれ」なんて言って
怪しさ満載やったし
でもグルちゃんの【人を見る目】には
常に狂いは無くて
それで実際に会ったら
とても優しい目をしたいい子で
色々と考えていたのが酷く思った
あの堅物のトントンは
今は知らんけど
めちゃくちゃ警戒してんのが分かった
でもお茶会の時に、ほぼそんな様子は無かった
グルちゃんに関しては
外出モードだったから分からんかったけど
グルちゃんもお茶会の時に
優しい目をしてるのを見て
あぁ、此奴も人間なんやなぁと思っとった
os「あ…もうあがらなあかんやん…」
風呂からあがり
準備しといた服に着替える
その間にも彼女の事が頭に浮かぶ
os「ﾊｧ…こんな短期間で惚れるもんなんか…？お互い知りもせぇへんのに…」
…でも気付いた気持ちに
嘘はつきとうなかった
os「しゃあなしやな」
そうと決まれば彼女ともっと関わらなければ
時計を見ればもう直ぐ５時半
Aを起こしに行こう
次いでに寝顔も覗きみようか
どうやって起こそうか
一通り準備を済ませ
そんなことを考えながら部屋を出た
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ノックをしてみたら
普通に返事が返ってきた
少し来るのが遅かったか…
扉を開けるとメイド服の彼女
心への衝撃が大きく、思わず体が固まる
白と黒のメイド服は
静かな雰囲気でシンプルなもの
他のメイド達と同じものだ
なのに…
元々絶世の美女と言われてる子だ
そこに自分の気持ちも相まって余計に…
『どうしました？』という彼女の声に
意識が現実へ戻される
目の前に彼女がいた
os「ﾌﾌｯごめんね…おはよう。いやぁあまりにもメイド服が似合っててん見とれてもうたわ」
と、いつもの調子に戻す
すると彼女は綺麗な笑みを浮かべた
照れているのか頬は薄く色付いている
俺はまた、それに見とれてしまった
ーーーーーーーーーーーーー
ごめんね…誰これ…
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斬(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます…！今はこちらは温め中ですけども、更新再開はさせますので暫しお待ちを〜(*^^*) (2020年1月12日 17時) (
レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - コメント失礼します〜このシリーズも、他のシリーズも全て面白いです♪これからも頑張ってください(*＞∇＜)ﾉ (2020年1月12日 15時) (レス) id: 527cd6ca75 (このIDを非表示/違反報告)
斬(プロフ) - ゆうりさん» 私もここまで続くと思ってませんでした…コメありがとうございます(*^^*) (2019年8月10日 21時) (レス) id: 72381179a9 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうり - こんなにたくさん書く気力が無い (2019年8月10日 20時) (レス) id: 82279f1e63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：斬 x他1人 | 作成日時：2019年5月17日 21時
