３１話(sya side) ページ32
sya side
いつも通り、俺はシッマと鍛錬場で
鍛錬していた
窓がないこの部屋は
外からの風がよく入ってくる
汗が噴き出す体を風が撫でる
でも後からまた汗が噴き出す
陽の光りに汗が光ったのが見えた
剣を振り回し
コネシマに攻撃を仕掛ける
が、簡単に避けられた
kn「ふっ！おいシャオロン！ぜっんぜん当たってへんやんけぇ！」
と俺の攻撃を避けながら笑い、そう言うシッマ
sya「はっ！お前も当たってないやんけぇ！」
シッマが剣を振りかぶり
俺もそれを避け、シッマに言った
kn「おうおうっ…こいやぁ！まだまだなんとっ、ちゃうかぁ？」
sya「おぉっ？言うやないっ…かぁ！まだまだなんはっ…どっちかなぁ〜？」
２人で息を切らし
攻撃し、攻撃されを繰り返す
そんな時
ｸﾞｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩｩ…
kn,sya「…あ」
盛大になるお腹
kn「…お！もう昼かぁ！休憩がてら昼食うか！」
sya「…そやな！行くか！」
タオルで汗を拭き
鍛錬場から出ようとした瞬間
目の前で扉が開く
そこには
zm「チィィッス！シャオロン！シッマ！昼やろ？飯食おうや！」
sya「おぉ…ゾ、ゾムやんか…」
kn「あの〜…ゾム？その〜手に持ってる物は何ですかねぇ〜？」
そう…おっそろしい光景
両手に１０枚ずつピザ箱を持ったゾム
ふざけんなよ…ｶﾞｸﾌﾞﾙ
sya「え、これ、ピザ？食べるん…？」
zm「やぁ〜な？２人が鍛錬場で鍛錬してるってエミさんから聞いてな？昼やし腹減っとるやろなぁ〜と思ってな！！」
エーミール…後で覚えとけよ…
持ってきたで
そういうゾムはフードで見えないが
ニヤリと笑う…
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
うっぷ…
隣を見るとシッマが青い顔をしながら
ゾムにピザを詰められている
き、鬼畜やわ…
zm「お？シャオロン、手ぇ止まっとるで？もっと食えるやろぉ〜！」
そう言いながら
俺の口へピザを運ぶゾム
ホ、ホラーゲームより怖ないかこれ！？
１７枚目を食べた後、ゾムは
「あ、トントンに届かるものあるやった！」
と言い、天井のダクトへ入っていった
(ダクトは近道らしいで…)
kn「うっ…も…無理や…」
sya「俺…も…」
そこから俺は意識を手放した…
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作者名：斬 | 作成日時：2019年4月26日 19時
