27話 ページ28
4人で廊下を歩く
少しすると大きな扉があり、そこを開けると
今迄の濃い赤のカーペットの廊下とは違い
フローリングで落ち着いた雰囲気の
廊下が伸びていた
そこには襖のへやもあり、それを見ていると
「日本国出身のやつがおんねん。俺達も結構日本国が好きでなぁ…」
とトントンさんが言った
開いている襖を見れば、畳の部屋という
本当にここが鍛錬場なのか?と思った程だった
一番奥の鉄の扉の前に着く
少し重そうなその両開きの扉を
軽々とトントンさんが開ける
そこには
ぐったりとして地に伏せている
ふたりの男性の姿
…気絶している
それを見たトントンさんとグルッペンさんは
大きなため息をついた
gr「…ゾムさんゾムさん、これのせいでコイツらの仕事俺らに回ってくるんでないですか」
tn「グルさんがやらないのもあるけど確かに困りもんやでこれ…どんだけ食わせたん?」
倒れている2人を哀れむような目で見ながら
トントンさんとグルッペンさんが言う
zm「ん〜そうやなぁ〜取り敢えず2人で40はいけるやろって思って、40枚運んでな?…それで食べるの見とったんよ。17枚目食べたん見てからお前らんとこ来たんよ!!」
と、元気に答えるゾムさん
顔は隠れていて分かりづらいが
楽しんでいる笑顔をしている気がする
少しばかり恐怖を覚えた…
tn「はぁ…取り敢えず、コイツら医務室に運ぶで…ゾム、シャオロン運んでや」
そう言いながら
彼は金色の短髪の方を抱えた
…さっきの話的にコネシマさん?だろう
「おん、分かったわ〜」
そういいシャオロンさん?を抱えるゾムさん
gr「医務室ついでにペ神も紹介しとこう」
tn「せやな…A、すまんなぁゴタゴタしてもうて」
『いえ、皆さん賑やかで楽しそうですから…私も楽しいですよ?』
そう言うと彼らは私を見て少し目を見開き
何故か嬉しそうに笑った
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作者名:斬 | 作成日時:2019年4月26日 19時