100本の試験管 ページ4
「おぉ。結構ありますね。あ、これとかいいんじゃないですか?」
「これもなかなか良さそうですよ。って哲さん、聞いてます?」
2人は試験管の箱を漁りながら、そんな会話をしていた。
「哲」と呼ばれている人物に一生懸命話しかける白黒の男性客と、ひたすら無言で漁る白衣の客。
パッと見、いい歳した2人の男性客がこんなやり取りをしているのである。傍から見たら滑稽である。
一方的な会話が続く中、白衣の客が
「これと同じ物、100本頂戴。」
という大胆な注文をした。それに対し、白黒の客は
「流石に買いすぎですよ。前回みたいに使えなかったらどうするんですか。処理するの俺なんですよ?」
という、常識的な意見をぶつけていた。
「えーっと、どうすればいいんだ?」
そんな会話を聞いていた魔理沙は、そう聞いた。
「これと同じ物、100本頂戴。こいつは無視していいから。」
と、白衣の客はそういった。
おおよそ連れとは思えない発言である。
まるでガキ大将のような態度の白衣の客に対し、白黒の客が、
「はぁ。わかりました。今回だけですよ?」
と、諦めの篭った声で言った。
おそらく、このやり取りを何回も繰り返しているんだろう。この人も大変である。
「100本もあったっけな。」と言いながら床にある物を避けながら裏に入っていく魔理沙。そんな彼女を見届けた2人は、誰にも聞こえないような小声で、
「。えぬせぢみそなたぐおっきz」
「。あにいあべきうかむ」
「。うせぢみhそなt。えむさみあなかげむよったy、あべつすおきえs」
2人はこうして、大体100本の強力な試験管を手に入れた。
どんな魔力にも耐えられる、最強の試験管を。
「また来ます。」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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芽兎(プロフ) - うp主です。これ検索エンジン避け済みです。もう何回も書き忘れてるのでここに置いときます (2020年9月25日 21時) (レス) id: 499e265341 (このIDを非表示/違反報告)
- つまんな (2020年9月25日 20時) (レス) id: ff66a91185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イナミツ、芽兎 x他1人 | 作成日時:2020年8月22日 21時