復活 ページ20
後ろを振り向いた、その時だった。
「んっ…!?!?」
目の前がいきなり真っ白になった。何かが光り輝いていた。
その眩しさに、思わず目をつぶった炭治郎。
少し間を開けて目を開くと、そこには…
「あ、あれ…」
「もう大丈夫だよ。立てそう?」
さっきまで消えていた筈の智久が目の前にいた。
それどころか、匂いも、音も、視界も、元通りになっていた。
気がつけば、人里の人間やら寺子屋帰りの妖精や妖怪に囲まれていた。
「あ…あれ??」
「鬼にトドメを刺されそうだったから僕が殺した。」
どうやら、さっきの光は哲が敵を倒した時の物だったようだ。
「お前、突然倒れて譫言言ってたぞ。」
「えっ…そうだったんですか…あ、ありがとうございます…」
炭治郎はまさか自分がそんなことになっていただなんて、しかも助けられただなんて、思いもしなかった。鬼を倒すのは、鬼殺隊の仕事なのに。
責任感の強い炭治郎は、落ち込んでいた。
「とりあえず人里周辺は僕が膜を張っているから暫くは大丈夫だ。今のところ何もできないから帰るぞ。」
「あ…は、はい!」
哲はそう言って、さっさと帰ってしまった。
「じゃあ俺らも帰ろうか。抱っこするから、おいで。」
「い、いや…あの…」
「…?どうしたの?」
「抱っこよりも…おんぶの方が…いいなって…」
炭治郎も一応1人の男子である。恥ずかしいのは当たり前だった。だって男子が男に抱っこされているのである。
…おまけに胸(筋)大きいし。
しかし、
「んー、でも炭治郎君怪我してるし、抱っこの方がいいと思うよ?」
炭治郎の羞恥心を全く考える気のない智久。
それどころか、反応を楽しんでいるように見える。
(逆に智久さんは恥ずかしくないのだろうか…)
炭治郎はそんな疑問を浮かべていた。
両者1歩も譲らずに、そんなやり取りをしていたが、
「あぁ…恥ずかしい…」
「ほら、ちゃんと捕まって。落ちちゃうよ。」
「は、はぃ…うぅぅ…」
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芽兎(プロフ) - うp主です。これ検索エンジン避け済みです。もう何回も書き忘れてるのでここに置いときます (2020年9月25日 21時) (レス) id: 499e265341 (このIDを非表示/違反報告)
- つまんな (2020年9月25日 20時) (レス) id: ff66a91185 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イナミツ、芽兎 x他1人 | 作成日時:2020年8月22日 21時