ミツとオレとの関係性

あれ？ Ki side ページ49

「 え …… 」





この声は たま？





え 、なんか怒って
……あ！





もしかして この手が問題？
宮田の肩に置いてるこの両手？





たま なんだかんだで
宮田のこと大好きだからなぁ





オレは すっと手を離して
宮田の背中を押して たまのとこに行かせた






「 ごめんな 宮田 … と たま 」





オレの今の言葉で
誰がどんな表情したのかは知らない




だって 横尾さんに質問されて
すぐにまた横尾さんを見たんだから 。






「 ねぇ ミツ 。どういうこと？」






…… 北山さん から ミツ に
呼び方が変わったな




これにどんな意味があるのかは
知らないけど 、てか意味なんてないかも？






オレは 横尾さんに
ゆるーく謝った 。






「 ん？まぁ 昨日は宮田だったけど…原因とは違うかも 。ごめん 、横尾さん 」





にこっと誤魔化すように
横尾さんに微笑むと




横尾さんは そんなオレを
一瞥して そのあと




今まで 溜まりに溜まってたんだろうな
オレにめっちゃ説得するように話しだした 。






「 俺 前から気になってたんだけど ミツの寝起きの悪さ 。ジュニア時代から思ってたんだけど… 」





……えぇ 、まさかの
ジュニア時代からの？




ははっ 。長くなりそう






…… まぁ確かに 俺の寝起きの悪さは
昔っからだからね 、うん





けど オレのそこらへんの問題についての
テキトーさも そこに理由がある 。






だって 事務所に入る前から
寝起き悪いんだよ





もう これだけは無理でしょ




いつもは人の意見を尊重する
オレでも これだけはね〜 。






「 …… ねぇ ミツ 聞いてる？」







…… はは

まぁ 聞くだけ聞いとくか 。






横尾さんに失礼だし

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