【あんスタ】シンデレラと5人の王子(2)

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泉side







夜






いつも通りに5時にアラームをかけベットに入る





泉「おやすみ〜」





誰もいない部屋で1人つぶやき寝る






しばらく寝て、ある物音に気づき目が覚めた







，








，







，







バンッ…バンッ…バンッ…





何かを強く当てる音





隣の部屋から聞こえてきてチョ〜うざぁい！







，








…隣の部屋！？






俺は慌ててベットから降り、スリッパを履いて隣の部屋へ向かった







，







王様の部屋だ








バンッ







泉「王様！？あんたなにして…」






俺は目の前の光景に目を凝らした







王様は枕を思いっきり壁にぶつけ、こすれた布が破け、枕の中に入っていた大量の羽が飛び散っている







タンスや本も全てたおされ、飾ってあった皿も全て割られている







机には壊れた受話器






泉「お、王様…？」





やっと俺に気づいたのか壁にぶつけていた枕を床に放り捨て俺を抱きしめる






レ「セナっ…」







助けを求めているかのように、俺の名前をよんだ






泉「どうしたの王様、部屋散らかしてるんじゃないよ」






レ「っ…ごめん…」







俺も本当は優しくしてあげたいけど恥ずかしくていつもどうりに振るまう






泉「で、どうしたの」






レ「急に親父から…電話きて…それで


婚約者決まったって、明日帰ってくるって…」







泉「はぁ！？今更あの人が！？」






レ「やっと…俺…大事な女が、Aができたのに…？やっと本当の幸せを取り戻したAと一緒にいられるって…」






泉「もういいから、黙りなよ」






俺の腕の中でぐすぐすと泣いている王様は今にも壊れそうなほど小さく見えた







泉「とりあえずこのことはAに内緒にして来週お姫様がきたらちゃんと断ればいいんじゃないのぉ？」








レ「セナァァァァア大好きだ！愛してるぞ☆」








泉「はいはい、わかったから部屋かたづけてよねぇ」






レ「セナも一緒に片付けるだろ！？」






泉「なんで王様が散らかした部屋を俺が片付けないといけないわけぇ？」






レ「えぇ！？セナ俺の友達だろ！？友達なら手伝え！」






泉「友達の使い方間違わないでくれる！？」





といいつつ手伝ってしまう自分が嫌になる

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