Always with you. 2 (ページ2)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:522 hit

48. ページ2

「宏光？？？？」

あれから落ち着いてゆっくり歩きながら家に帰ってきた。

宏光「なに？」

「私、前から思ってたの。宏光の事知りたいなって…」

そう……あれから宏光と出会って数ヶ月は経っているのに今になっても私の中で宏光は謎の存在。

宏光「………それ、絶対に今じゃダメか？」

「え？？？？」

宏光「確かに俺たち知り合ってさ、数ヶ月は経つけどさ…」

宏光？なんで話してくれないの？何か、辛いことなのかな？それとも執事だから隠さなくてはならないことなのかな？

「宏光は執事だから？執事だから話せないの？」

宏光「んー、まぁ俺が執事っていうのは関係してるけど…」

宏光の顔はものすごく過去を思い出したのかちょっぴりどんよりとした顔をしていた。これは私から話しかけちゃダメな事だったのかもしれない。

「そ………かっ。ごめんね、いきなり聞いちゃって」

宏光「……俺、お嬢様がAでよかったって心から思ってるから。」

「え？？？？どうしたの？？」

突然びっくりしちゃった。確かに私急に初対面だったのに宏光から『お嬢様になって欲しい』だなんて言われてびっくりしちゃったもん。でもそれは執事にとっての試練だったのかもしれない。

宏光「……あ、いや、なんでも。」

表情は嬉しそうだけど何か予感を感じてるような感じであった。でも、私でよかっただなんて思ってもらえて私頑張ってお嬢様になるために頑張ってよかった！！もっと頑張るもん！！！

宏光「そ、そういえば、Aのお兄ちゃんって本当に二階堂なのか？？」

私のお兄ちゃんの話し。、、、ここではイライラしていいよね、、、。

「間違えなく私のお兄ちゃんだもん。くるみちゃんと話してる時と私にちょっかい出してくる感じ似てたもん。…でもなんで私の事見て妹だって思わなかったのか不思議で…」

宏光「確かにAと二階堂顔似てたな。…でもなんで覚えてないんだろうな？明日、あかりさんに聞いてみるか？」

「うん！そうだよね！！あかりさんなら何か分かるかも！」

明日、あかりさんに二階堂執事の事聞きに行こうと思う。それで何か分かればいいんだけど……。でも、明日こんなことに嫌なことになるとは私も宏光も思ってもいなかった。