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ぷんぷんぷんぷん！！！！
私はずーっと二階堂執事に怒っていた。まず、なんで私の顔を見ても思い出してくれないのか。疑問と怒りをMAXになっていてお嬢様だっていうことを忘れていた。
宏光「お嬢様〜？？？おーじょーさーまーぁー？？？」
「もぅ、最低だもん、私の事置いてけぼりにして私のことも忘れて〜。あんなの家族なんて言わないもん〜。私怒ってるんだからね！！」
宏光「お、お嬢様ぁぁぁ？？？」
「酷すぎだもん、、、私悲しかったんだもん！！！酷いよ、、、泣き虫なんかじゃないもん〜私だってお嬢様だもん〜なったんだもん〜！！！！なのに相変わらずあの口の聞き方……酷いよ」
私はずっと頭の中二階堂執事で頭がいっぱいになってズタズタと急いで歩く。アレ、、、？そういえば、、、、ひろみつh、、、、、
宏光「Aお嬢様！！！！！！！！！！」(大声)
「！？！！！！！？！！、、、あっ。」
宏光の事すっかり忘れてた。まだ家の中じゃなかった。そうだ、まだお嬢様学校のお庭のところだったんだ。
宏光「Aお嬢様。イライラする気持ちは後でお聞きしますからとりあえず、ここでは落ち着いてください…。」
さっきまで笑顔満開だったお花たちがなんだか怒ってるかのように風で横へなびく。
それは、お花たちもだけど、宏光もだった。…かなり怒ってた。私がお嬢様だってこと忘れて家族のことで頭いっぱいいっぱいになってしまったからだ。
「ご、、、、ごめんなさi...........」
宏光「……………………。(ギュッ)」
宏光？？？怒ってるのになんで抱きしめてくれたの？なんで、、、私締められちゃうの？
宏光「…ずっとお兄ちゃんいなくて寂しかったもんな。そりゃA頭いっぱいいっぱいになっちゃうよな。」
「ひ、ひろみつ、、、、、、ごめんね？」
宏光はやっぱり優しかった。怒ったと思いきや分かっててくれて。でもお嬢様学校だから怒られちゃうから、注意してくれたんだ。
宏光「(ニコッ)」
宏光の笑顔はやっぱり満開だった。宏光は怒る時は怒って、慰めて励ましてくれる時は優しく抱きしめてくれて…私のことなんでも知っててくれる宏光が本当に優しい。
私も、宏光の事もっと深いこと知りたいな…家ついたら聞いてみようかな！！
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作者名：らぁら | 作成日時：2021年9月27日 3時
