O7. ページ8
私の今着ている服はすごく可愛い制服だった。
赤色のチェックのスカートに白いワイシャツ、そして襟元にはスカートと同じく赤色のチェックの蝶ネクタイに白いワイシャツの上から紺色の白いラインの入ったジャケットを着ていた。
髪の毛は最初は何も結んでいなかったが今は二つ結びに飾りは赤色のリボンがついていた。
私、何も着替えられないのに…結べないのになんで…??
「え、私、どうやって着替えたの?」
あかり「Aちゃんが着替えたわけじゃないよ〜あなたの執事、北山がやってくれたのよ」
「北山…が???」
と北山の方を見た。すると北山は何も言わずに私を優しく見つめ笑っただけだった。
あかり「じゃあ準備は整ったということで早速最初のお嬢様基礎学んでもらいましょう!Aちゃん準備はいいですか?」
「え、あ、……はい!!」
あかり「まずは挨拶〜!挨拶の言葉は『ごきげんよう〜』で挨拶の仕方はただのお辞儀ではなく〜シンデレラを知ってたら分かるでしょう!!!さぁ、Aちゃん〜私に挨拶して??」
「えぇぇ、は、恥ずかしい…」
あかり「あーれー?シンデレラになりたくないの?しっかり出来ないとドレス着れないよォぉー?」
ドレスと聞いてお嬢様ってなんなのか北山に聞いた時のことを思い出した。お姫様になるためにはしなきゃダメだ。確かにシンデレラもやってた…やらないと……
スカートの裾を両手で少しだって持って…
お嬢様らしく…お姫様らしく…シンデレラに……
「ごきげんよう。あかりお嬢様。」
あかり「え……………」
宮田「かわいい………………」
宏光「…………………。」
え、な、なんか私変だったのかな…ご、ごめんなさい…………
「うぅ……………(グズッ)」
あかり「ごめんなさい!挨拶よかったわよ!ありがとうございます!!」
なら、良かった…。
あかり「あとは、ここの学校のルールです!
まず1つ目!身だしなみは全て執事が行うこと
2つ目!毎日お嬢様らしく!
3つ目!タメ語は使ってはならない!
分かった??」
「え、あ、はい…。」
正直あんまり分からなかったけれど聞いちゃうとお姫様ぽくなくなっちゃうから辞めておいた。
あかり「それじゃ長くなっちゃってごめんなさいね〜!これで終わりです!明日から普通に授業に参加する事!」
これで緊張した時間は終わった。
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作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時