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39. ページ41

「わぁ〜!きれ〜い!!!」





私の大好きな場所、お花のブランコ。今日からお嬢様学校がはじまったからこの景色を見るのは本当に久々で発狂していた。





「お花さん?元気だね〜!いい子いい子〜」





お花さんが元気に笑ってるみたいに見えてついエアーでなでなでしていた。





「あ………!宏光??」





そう言えば思い出した…。今日のピアノどうだったか聞いてなかった。。





宏光「お嬢様、どうしましたか?」




きょとんとした顔をしていて可愛かった。
……いやいや、宏光ピアノのこともう忘れたの?





「ピアノだよ〜!!どうだったぁ〜?」





宏光「あ…!ピアノ良かったですよ!さすがだよお嬢様です!」





「良かった!!宏光が笑顔になってくれて!私ね、宏光の為にたくさん練習してきたの!!それに素敵なお嬢様になれるようにする為にもピアノやったの!!」





宏光「そう………なんですね!ありがとうございます。」





あれ?宏光の様子がおかしい気がした。

……とその時。





((ギュッ))





私のそばに来て急に勢いよく抱きしめてきた。





「……ひ、ひろみつ????」





宏光「お嬢様、絶対に素敵なお嬢様になってください。」





急に言われてびっくりした…。急にどうしたのかよくわからなかったけれど、私だって素敵なお嬢様になる為に頑張るもん。





「もちろんだよ?私、宏光の理想のお嬢様になってみせるから。」





私のこの言葉を聞いて安心したのか力強く抱きしめていた手を緩め、私と目を合わせる。





宏光「その言葉聞けてよかったです(ニコッ)」





宏光の笑顔。これは私がピアノを頑張った成果だと思えた。





「宏光?また私のピアノ聞きたい?」





宏光「もちろんですよ、お嬢様のピアノは元気もらえますから。」





「じゃあ、宏光だけに特別な曲聞かせてあげる!」





宏光「特別な曲??」





.





.





.





.


「宏光、ここ座って!」





お家の中にある大きな黒いピアノ。鍵盤の前にはピアノ用の椅子がある。先に私が座り、その時余った右の方に宏光を座らせた。





「宏光、聞いててね!」





.





.





宏光「きらきら星?」





「うん!きらきら星!宏光とずっと一緒にいられますようにと、一緒に1番上に行けますようにっておまじないかけたの!」





宏光「ふふ、ありがとう!」





また宏光の笑顔見られた。ピアノできるようになれて良かったと思えた。

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作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時

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