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宏光「なんで出ていこうとすんの?」
私が部屋を出ていくところをとめる声がした。
だが、私は足をとめることもなく部屋を出て家まで出ていった。
私はとにかく外を出ても泣きながら走り続けた。パジャマで外でちゃったからすごく寒い。…馬鹿だな私。
そのころ私の部屋にいた宏光は
宏光「俺の言い方もキツかったか…。でも、なんであんなに泣いてんだよ……。ったく、泣き虫なんだから。」
宏光は私が泣いていたことをすごく心配していた。
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お嬢様学校。今はお休み期間でしばらく来てなかった。でもこれから宏光とどうしていけばいいのか分からなくてあかりさんに相談し行くことにした。
【お嬢様学校内】
((コンコン))「失礼します。」
あかりさん、お嬢様学校お休みだって言うのに学校にいるなんて……真面目すぎる。
あかり「あら、Aちゃん〜どうしたの??……というか服装。。。。」
「あ!ごめんなさい、来た理由はあかりさんに聞いて欲しいことがあって…。」
あかり「あ〜、北山執事のことかな?」
「え、なんで知ってるんですか?」
私はきょとんとした。
あかり「知ってるも何も、普通だったらここのお嬢様学校の制服で来る事が基本なんだけどパジャマで来てるから北山執事と何かあったのかなって丸見えだよ?!」
あかりさんさすがお嬢様。
「そ、そうなんです、北山執事と色々あって顔を合わせられないんです。」
あかり「どうしたの??」
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あかり「そういう事ね、北山も何やってるんやら。」
宏光と何があったのかとか、ピアノの練習を隠してやっているってこと全てを話した。
「私、もうお嬢様ダメなんでしょうか…?」
あかり「え!!何言ってんの!?あなたは素敵なお嬢様になれる香りがぷんぷんするから絶対に辞めてはダメよ!強制!!」
「えぇ〜、なんでぇ……」
あかりさんは急に顔を真面目にさせて
あかり「でも、北山別に怒ってるわけではないと思うよ?いつも隠し事をせずなんでも話すAちゃんが急に隠し事をしたからそれに戸惑っていただけだと思うよ?」
「でも、言い方がきつくて……」
あかり「あら、それは北山が悪いわ。執事なのに何やってるんやら…」
あかりさんなんでも分かってくれる。これも素敵なお嬢様だからできることなのかな…?。
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作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時