14. ページ16
「…ね、ねぇ、北山。私話せるお嬢様なんているのかな…?」
今はお嬢様学校のお城の近くの噴水広場の近くを歩いていた。
宏光「いると思いますよ?だって、Aお嬢様はわがままお嬢様なんですよね?笑」
「あ、わがままお嬢様が多いから出来るとでも思ってるの!?」
「まぁ、そうですね〜笑」
「わがままお嬢様を馬鹿にしないで!」
宏光「あはは…それはそれは大変失礼致しました笑」
「笑わないでって!!」
宏光「あはは……失礼しましt……」
「だから!!!!笑わないでって!!!」
と私が大声で北山に怒った時
あかり「ちょっと!!!何大声出してるの!」
「!?!?」
あかりさんがいた。あかりさんは私の近くにきて
あかり「お嬢様が大声なんて出してみっともないわ!!…まぁ、身だしなみはしっかり整ってるので今回は許しますが…」
「ご、ご、ごめんなさい!」
と謝ったのにあかりさんは怒った顔で
あかり「ごめんなさい!?!お嬢様はごめんなさいなんて言わず、『失礼致しました』って言うのが正しいのよ!」
「し、失礼致しました、あかりお嬢様。」
あかり「まぁ、これから気をつけて…失礼するわ、ごきげんよう。」
「あ、ごきげんよう…。」
といいあかりさんは私たちが行こうとしている反対側の方に歩いていった。
「…もぉ、なんなのよ。」
とほっぺたプクゥとさせていたら、誰かまた笑っている気がする…誰かと思って北山を見たら
宏光「……………ふふ」
と笑いを抑えきれず、目を逸らした。私は怒りの限界で大声出さずに早歩きで北山から少し距離をおいた。
宏光「ちょ、ちょ待って下さいよ!Aお嬢様!」
と言って走って私と距離を縮めた。
______________________
宏光「お嬢様、こちらの先が一緒に授業を行う人達がいるみたいです。」
「北山、やっぱり私怖い……」
と震えてきた私。
宏光「大丈夫です、私がいるでしょ?」
としゃがみ私の震えた手を優しく手で包んだ。
「ありがとう、北山勇気出た」
宏光「よしじゃあ入りましょ。」
と言い、北山は大きい扉を力強く開けて
「ごきげんよう。」
と、扉の先のお嬢様に言った。すると
?「…ふふ、何そのゴージャス感なしの挨拶は……ふふ、」
誰かに笑われた気がする。
16人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時