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あれ、と言うより夢の中の私北山の事…『宏光』って下の名前で呼んでたのはなんだったんだろ…?
……と言うより!?わ、私、何も着替えずに何もご飯食べずに1日終わっちゃったのー!?!
「き、き、きたやまぁぁぁぁーーーー!!」
宏光「え!?!」
大声で呼んだ事で北山はすっごい驚いてた
「……き、昨日、私って何もご飯食べずに着替えずに寝ちゃったよね…???」
宏光「何言ってるんですか?昨日の学校のルールについて話している時に着替えも夕食も済ませたはずだよ…??その時からもう寝ぼけてた?笑」
北山は笑った。
「あ…………ご、ごめん!!」
私はこんな事で大声で北山を呼んだのが恥ずかしくなって布団の中に隠れた。そんな私が照れている時北山は普段の服ではなく執事の格好をしていて、ジャケットから時計を出し時間を確認していた。
宏光「A、そろそろお嬢様学校行く準備しなきゃ、」
「…………あぁ、今日お嬢様学校なんだね!わかったぁ〜!…で、何を??」
宏光「まずは朝ご飯食べようか?」
「北山が作ったの?」
宏光「えぇ?俺の作ったのダメなの??」
「い、いやいやいや〜!!!むしろ北山の作ったご飯以外食べたくない!!」
宏光「それは良かった〜」
北山は相変わらずの元気の出る笑顔を見せてくれた。そんな、北山の作ったすごく美味しそうな朝ご飯を食べた。朝ご飯だなんてほんと久しぶり…味がママと似ていた。。
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「ごちそーさま!北山の作ったご飯は誰よりも1番美味しい!!!」
宏光「それは嬉しいなぁ〜ありがとう!
…時間もないし着替えようか?」
「北山がやってくれるんだよね?マジックで?」
宏光「ルールだからね…ってマジックはピンチな時にしかしないから!!」
と言いながらイスから立ち上がり、綺麗なドレッサーの前に座った。あとは北山が色々やってくれていて…
宏光「あ、そう言えば、得意な事とかってあるの?」
突然質問されてびっくりした…
「んー、私特技とかないの…だから基礎知識授業なんて出来るか心配で……」
ドレッサーの鏡から北山は私の顔を見て、頷きながら
宏光「そっかァ〜何かできることあるのかと思ったな〜」
と短い会話だったけど、もう身だしなみは終わって行く準備が整っていた。
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作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時