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((コンコン))?「失礼します。」
?「これからあなたには相性ピッタリなお嬢様を探してきてもらいます!」
?「…はい。」
?「あなたにとって相性のピッタリだなと思うお嬢様を見つけることが出来たらここの学校でのもう一度基礎知識授業をし直す事を認めます!見つけたらすぐにあなたのお嬢様と一緒にここに来なさい…分かった?」
?「はい、かしこまりました。」
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「………………っはぁ!!!!!!…もう朝かぁ、なんだったのあの夢は…私はひとりぼっち……??いやいやそんなこと考えちゃダメなの!私頑張るもん!んーと、朝ご飯……
ママ〜ご飯まだ???
……って、ママいないから朝ご飯食べれないんだった…。うん、幼稚園行こう〜」
周りのちっちゃい子供たちはママと一緒に手を繋いで幼稚園に元気そうに駆け寄って行く姿を見ながら、Aはちょびっと泣きそうな顔をしながらでも、幼稚園までひとりで歩いていった。
((幼稚園到着))
「おはよう…藤ヶ谷先生……」
藤ヶ谷先生は年少さんの先生、私がひとりぼっちだということ分かっててくれて心配してくれてるの。
太輔「おはよう〜…また元気ないじゃん。変な夢でも見ちゃったの?」
「うん…ママとパパとお兄ちゃんに会いたいよ…(グズッ)」
ママとパパとお兄ちゃんの顔思い出して涙が出そうになった。
太輔「会いたいよな…よしよし。まぁ、中入ろっか?」
周りの子供たちに藤ヶ谷先生からなでなでされた私を見て「うわぁ〜また泣き始めた〜」「あの子泣き虫だからママもいなくなっちゃったんだよ〜」みたいな声が聞こえてきて…涙を早く服の袖で拭き
「わ、私、弱くないもん!!!!」
って藤ヶ谷先生の優しくよしよししてくれたら手を力強く振り払い中に走っていった私。
って、弱くないって言ってるけれど…………
本当は私はすごく弱いってこと分かってはいた。
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作者名:らぁら | 作成日時:2019年8月21日 6時