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43. ページ44

彼に勧められて、恐る恐る胸に耳を当ててみる。

神威「……はやいでしょ」

A「……う、うん」

思いのほか、はやくて驚いた。
私のと、変わらないぐらい。

神威「……なんで、だか分かる?」

そのまま後頭部に手を回され、彼の指が私の髪の毛を綻ぶ。

なんで……?


神威「……A、分かった…?」

A「…………分かんない。」

神威「……ホントに?……しょうがないなァ……」

わかっていると思っていたのか、彼が素頓狂な声をだした。

A「……ねぇ、一体何?教え」

神威「黙って」

A「……え?ちょ!!……まっ……んむっ」

突然、彼の顔が近づいてきて。きゅっと目を閉じると優しく口付けされた。

だだっ広い部屋。ここにいるのは、私たちだけじゃない。部屋の隅では、星潰しに参加しなかった数名の団員が、大きないびきをかきながら壁にもたれて眠っている。

なのに、こんなこと……

神威「……ん」

A「……まって、だめ。へ、変なこといきなりしないでっ……セクハラでうったえ……ひっ」

神威「うるさい」

またずいっと顔を近づけられ、反射的に目を瞑る。
……何が起こっているのか、全く理解できない。

A「……ん、んむっ」

神威「……はっ……」

未だ続くそっと触れるだけの口付け。
頭がくらくらする。
……もうこれ以上は、耐えられない。

A「………っ!!!何すんのよ変態!!!」

ドンッと、彼の胸を押してなんとか逃れる。
はぁはぁと、必死に酸素を貪り、彼を睨んだ。

……私が彼を好きなのをいいことに、遊んでいるのか?……だとしたら許せない。

―――――――――――――――――――――――

やっといちゃいちゃできた!
でも書いてて恥ずかしい………

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設定タグ:銀魂 , 神威 , 阿伏兎   
作品ジャンル:アニメ
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みるく(プロフ) - 黒猫さん、はい!!多分だすので頑張ります! (2018年8月24日 21時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 続編待ってます (2018年8月24日 17時) (レス) id: 68a25adb45 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 花音さん>>ありがとうございます!!頑張ります! (2018年8月24日 14時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 最高です!ありがとうございます拝 頑張ってください! (2018年8月24日 13時) (レス) id: 53e88b05a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるく | 作成日時:2018年7月18日 22時

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