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彼に勧められて、恐る恐る胸に耳を当ててみる。
神威「……はやいでしょ」
A「……う、うん」
思いのほか、はやくて驚いた。
私のと、変わらないぐらい。
神威「……なんで、だか分かる?」
そのまま後頭部に手を回され、彼の指が私の髪の毛を綻ぶ。
なんで……?
神威「……A、分かった…?」
A「…………分かんない。」
神威「……ホントに?……しょうがないなァ……」
わかっていると思っていたのか、彼が素頓狂な声をだした。
A「……ねぇ、一体何?教え」
神威「黙って」
A「……え?ちょ!!……まっ……んむっ」
突然、彼の顔が近づいてきて。きゅっと目を閉じると優しく口付けされた。
だだっ広い部屋。ここにいるのは、私たちだけじゃない。部屋の隅では、星潰しに参加しなかった数名の団員が、大きないびきをかきながら壁にもたれて眠っている。
なのに、こんなこと……
神威「……ん」
A「……まって、だめ。へ、変なこといきなりしないでっ……セクハラでうったえ……ひっ」
神威「うるさい」
またずいっと顔を近づけられ、反射的に目を瞑る。
……何が起こっているのか、全く理解できない。
A「……ん、んむっ」
神威「……はっ……」
未だ続くそっと触れるだけの口付け。
頭がくらくらする。
……もうこれ以上は、耐えられない。
A「………っ!!!何すんのよ変態!!!」
ドンッと、彼の胸を押してなんとか逃れる。
はぁはぁと、必死に酸素を貪り、彼を睨んだ。
……私が彼を好きなのをいいことに、遊んでいるのか?……だとしたら許せない。
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やっといちゃいちゃできた!
でも書いてて恥ずかしい………
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みるく(プロフ) - 黒猫さん、はい!!多分だすので頑張ります! (2018年8月24日 21時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 続編待ってます (2018年8月24日 17時) (レス) id: 68a25adb45 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 花音さん>>ありがとうございます!!頑張ります! (2018年8月24日 14時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 最高です!ありがとうございます拝 頑張ってください! (2018年8月24日 13時) (レス) id: 53e88b05a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2018年7月18日 22時