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○神威side
A「………ごめんなさい」
神威「…………俺、邪魔をするやつは嫌いだよ。」
――――なんで、彼女はちゃんと謝ってくれたのに。どうしてこんな事、言ってしまうのか。
神威「……そんなやつ、ここには必要ない」
違う、こんな事を言いたいわけじゃない。
このままでは、きっと彼女を、
神威「……聞いてる?」
A「……ひっく………うぅ」
ああ、……やっぱり泣かせてしまった。
本当は知ってる。彼女は、俺の邪魔をしたかったのではないと。
あんなに必死になって二度も守ろうとしてくれたのに、知らないはずなどないのだ。全ては、彼女にそうさせた俺の責任。
それでも、危険な目にあおうとする彼女を放っておけない。
それでは、彼女が傷ついてしまうだけだ。
――――ここは、心を鬼にして。
神威「………A、」
A「……っもう、邪魔したりなんかしないから、だから……怒らないで……」
神威「……っ……」
悲痛な声に思わず後ろを振り向く。
そこには、酷く泣きじゃくる彼女がいて。
A「……必要ないなんて言わないで…!!…一人になりたくない……っ……」
綺麗な顔をくしゃりと歪めて、ぽろぽろ涙を零しながら、その目と視線がまじわる。
神威「……っ、」
――――バサッ…
A「……!」
━━気づけば、彼女をそっと、抱きしめていた。
神威「……A、」
どうして。興味無いって言ったくせに。振って、ひどい事言って、遠くへ突き放したくせに。
神威「一人にしたりなんかしないよ」
━━どうしてこんなにも、━━
―――――――――――――――――――――――
神威くんside終了です。
これからいちゃいちゃさせます。(笑)
お楽しみに!
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みるく(プロフ) - 黒猫さん、はい!!多分だすので頑張ります! (2018年8月24日 21時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 続編待ってます (2018年8月24日 17時) (レス) id: 68a25adb45 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 花音さん>>ありがとうございます!!頑張ります! (2018年8月24日 14時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 最高です!ありがとうございます拝 頑張ってください! (2018年8月24日 13時) (レス) id: 53e88b05a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2018年7月18日 22時