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34. ページ35

A「……お母さんと?」

神威「ウン。……三つ編みも一緒。」

少し寂しそうな声がして。

A「……そう。……きっと、貴方のお母さんは綺麗で強いひとなのね。」

神威「…どうして?」

A「……神威がそうだから。」

彼の様子からして、何となく、察した。
多分、喧嘩中か、会えないぐらい遠くにいるのか……この世界にはもう、生きていないのか。

神威「……俺は、」

A「……」

神威「……強くなんかないよ」

いつもの神威とは打って代わり、消えてしまいそうなぐらい悲しそうな彼に、どうしたらいいのか途端に、分からなくなった。
彼は、きっと心に何か重たくて冷たい、何かを背負っているのだろう。

神威「俺は母さんを、助けられなかった。」

A「……」

神威「俺が弱いせいで、母さんは死んだ。」

A「……っ!!」

━━━「お前の両親が死んだのは、A、お前が弱かったせいだ。俺達のせいじゃない。」━━━

昔に聞いたそんな声が、彼の言葉に重なって、聞こえてきた気がした。
それは嫌になるほど今でも心に焼き付いていて。

………うるさい、うるさい、うるさい。

A「……うるさいのよ、」

何度も何度も、人の心に同じことばっかり吹き込んでこないで。言われなくたって分かってる。

神威「……A?」

A「……ごめん、神威の事じゃないから。」

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設定タグ:銀魂 , 神威 , 阿伏兎   
作品ジャンル:アニメ
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みるく(プロフ) - 黒猫さん、はい!!多分だすので頑張ります! (2018年8月24日 21時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 続編待ってます (2018年8月24日 17時) (レス) id: 68a25adb45 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 花音さん>>ありがとうございます!!頑張ります! (2018年8月24日 14時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 最高です!ありがとうございます拝 頑張ってください! (2018年8月24日 13時) (レス) id: 53e88b05a7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みるく | 作成日時:2018年7月18日 22時

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