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A「……こんなになるまで弱者を痛めつけて、何がしたいの?……貴方の部下は、悪党を法で裁きたい訳でも、正義を突き通したい訳でもない。……ただ、警察という名の肩書きを使って、戦闘本能を解き放って好き勝手に暴れたいだけ。」
水月「……。」
…確かに、ここで眠ってしまった彼らは、今まで何人もの命を奪って、償いきれない罪を背負ってきた悪党かもしれない。……でもだからといって、兄の部下達がやったことは許されないことだ。
A「……これなら、偽造を重ねてるどっかの警察より、同じ事をしててても堂々としてる海賊の方がいくらかマシ」
百歩譲って、彼らがその命をもって罪を償わなければならなかったとしよう。しかし、まだ判決も下っていないのに殺すというのは、明らかに間違っている。
水月「……それが、お前が宇宙警察になりたくない理由か」
A「…そうよ。…だから、私のことは諦めて。心配しなくても、私はもう子供じゃないの」
兄は、僅かに目を細めると、周辺に転がっている肉の塊をみて言った。
水月「…確かに、お前が言うことは一理あるかもしれないな。」
A「……」
水月「……だが、昔の自分をみて、同じことが言えるか?」
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みるく(プロフ) - 黒猫さん、はい!!多分だすので頑張ります! (2018年8月24日 21時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 続編待ってます (2018年8月24日 17時) (レス) id: 68a25adb45 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 花音さん>>ありがとうございます!!頑張ります! (2018年8月24日 14時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 最高です!ありがとうございます拝 頑張ってください! (2018年8月24日 13時) (レス) id: 53e88b05a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2018年7月18日 22時