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もし上手くいって兄に勝てたとしても、その部下だって充分な戦闘力があるのだ。ただ戦場で暴れたいだけなら、危険な道は通るべきではないのではないか。
神威「A、」
A「…?」
神威「アンタは、ここで一人、戦場に立っているのかい?」
神威が、私の数歩前に歩いて立ち止まる。
A「……え?」
神威「仲間がいるのは、強靭な力を持っているのは、アイツらだけじゃない。」
風が吹いて、砂埃が空高く舞っている。
彼がゆっくり振り返って、頼もしい笑みを見せた。
神威「俺たち第七師団は、どんな窮地であろうと誰にも負けない。何者からも逃げない。傷ついても屈せずに戦い続ける。……俺は、第七師団がそういう場所だって、…アンタがそういう奴だって、信じてるよ。いや、そうでなきゃいけない。」
A「……!!」
━━目の前に戦場が広がっている限り、そこが俺たちの、生きる場所だから。
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阿伏兎「……静かだった原因が分かったぜ。」
敵の本拠地に足を踏み入れ探索する。既に近くによった時点で、濃すぎる血の匂いがしたため、原因は聞かなくても分かった。
A「……この分じゃ、一人残らず殺されたようね。…警察なんて名ばかりだわ。これじゃ海賊がやってることと、何も変わりはないじゃない」
思わず目を逸らしたくなるほどの光景に、吐き気を覚える。どの屍も、もう生きていた頃の面影すら残ってはいなかった。……酷いあり様だ。
??「海賊と一緒にしないでくれ。……少々私の部下がやりすぎてしまっただけだ」
A「……!!」
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思ったよりも忙しくなさそうなので、ちょっとずつですが更新出来そうです!!
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みるく(プロフ) - 黒猫さん、はい!!多分だすので頑張ります! (2018年8月24日 21時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 続編待ってます (2018年8月24日 17時) (レス) id: 68a25adb45 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 花音さん>>ありがとうございます!!頑張ります! (2018年8月24日 14時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 最高です!ありがとうございます拝 頑張ってください! (2018年8月24日 13時) (レス) id: 53e88b05a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2018年7月18日 22時