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━━好き勝手に暴れていいって事だ。
A「…そう。取り敢えず、2人に着いていくわ」
神威「いいけど、親玉は俺が殺るんだから、くれぐれも手をださないように」
――もし手を出したらアンタを殺しちゃうかもね、なんて冗談を言うように笑う彼に、寒気しか感じない。
A「……分かった」
神威「……そろそろつく頃だね。A、どっちが多くここのヤツらを殺れるか、勝負しな━━」
阿伏兎「待て」
――突如真剣な顔になって、前方を睨みつけるように見つめ始めた阿伏兎。何かを感じ取ったらしい。
神威「どうしたの、阿伏兎。…敵でもいた?」
阿伏兎「……見ろ」
阿伏兎の言う通り、視線を前に移すと、敵の本拠地と思われる場所が見えた。周辺に、敵のものだろうか、いくつか大きな戦艦が泊まっている。
阿伏兎「やけに静かだ…。このまま近づくのは危険かもな。罠かもしれねェ。」
神威「……いいんじゃない?返り討ちにしてやろうよ」
――――たしかに、静かだ。第七師団の戦艦がいくつも本拠地の近くに降りてきているというのに、気づいていない訳ではなかろう。ましてや戦闘準備もなしに私たちとやり合おうなんて、馬鹿がやる事だ。
━━━……いや、待てよ。……あれは、あの船は…!!
A「……まさか、……水月…!!」
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みるく(プロフ) - 黒猫さん、はい!!多分だすので頑張ります! (2018年8月24日 21時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 続編待ってます (2018年8月24日 17時) (レス) id: 68a25adb45 (このIDを非表示/違反報告)
みるく(プロフ) - 花音さん>>ありがとうございます!!頑張ります! (2018年8月24日 14時) (レス) id: 927439fb4e (このIDを非表示/違反報告)
花音 - 最高です!ありがとうございます拝 頑張ってください! (2018年8月24日 13時) (レス) id: 53e88b05a7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みるく | 作成日時:2018年7月18日 22時