夜を操る者たち 弐 【鬼滅の刃】

陸拾参夜 ページ16

―竈門炭治郎視点―

あれから意識の戻った善逸を降ろし4人で鎹烏の案内の元歩いて行った

周りはすっかり夜だな

空を見れば薄暗くなり日もすっかり落ちていた
空には綺麗な満月が出ている

そしてようやくたどり着いた場所は…―

「藤の花の家紋…」

大きな門にでかでかと藤の花の家紋に”藤”と書かれた屋敷の前だった

そして鎹烏曰くここで傷が完治するまで休息しろとのこと

「え、休んで良いのか？俺今回、怪我したまま鬼と戦ったけど…」
「ケケッケッ…」
「”ケケッケッ…”って…」

え、俺の今回の苦労ってなんだったんだ？！
いや、そりゃあ鬼からあの3人を救えたのや鬼を倒せたの良かったけど…

隣を見るとどうやらAの鎹烏も同じようなことを言っているようだった

「はい？」

急に扉が開き驚いていると中から1人のご老人が出てきた

「あっ、夜分に申し訳ありません」
「お化けっ！お化けだ！」
「こらっ！」

その様子を見ていた善逸が怯えながら失礼なことを言うので注意してやる

「何だてめぇは」
「だっ！」
『あっ、伊之助くん…』

その隙に今度は伊之助がご老人に近づいて行く

「鬼狩り様ですね？」
「弱っちそうだな」

俺たちの姿を見て鬼殺隊員だとすぐ見抜いた
そんなご老人を伊之助は無視ししてつつきだした

「こらぁー！」

何やってるんだこいつは！
失礼にもほどがあるだろ！

「どうぞ」

そんな俺らを綺麗に無視し中へ入るよう促すご老人に従い中に入ることとなった

中に入ると部屋に案内され

部屋に案内されるとそこには浴衣があり

浴衣に着替えると食事が用意されていたりとすごかった

そんなご老人の姿を見て妖怪だと騒ぎ立てる善逸を俺が殴ったのは言うまでも無い

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