8神 ページ9
クラーケン「えっと、次はね、俺達の後ろを見て欲しいんだけれどね……」
『?後ろですか……。?!!』
サタン警察官の背後に立っていたのは、栗毛、鹿毛、青鹿毛、芦毛、栃栗毛、黒鹿毛、青毛、白毛の八頭の馬だった。
馬は傷だらけでボロボロになっている。
『なっ!!!見るに耐えませんよ!!どなたがこのような事を!!!』
クラーケン「……その馬はね、人間によって飼育放棄、そして、虐待されていた馬達だよ」
『は……?(イラ…)』
(飼育放棄……?虐待……?ふざけるのも大概になさってくださいますようお願いいたしますよ)
『一体どちらの人間でしょうか……?ボクが天罰喰らわして差し上げますよ?』
サタン警察官「!!」
サタン警察官(大変だ!!!エル君がブチ切れている!!!)
サタン警察官「エル君!!その人間は俺達が天罰下したから大丈夫だよ!!」
『さようでございますか……、一先ず(ポッ…・フゥ…)』
馬「ブルル…(ポッ…)」
刀剣乱舞/一目連「!!!」
刀剣乱舞/一目連(光で傷と汚れが!!!!)
エル君は手に光の玉を灯し息を吹きかけ、馬達を優しい光で包み込み傷を癒し汚れを取った。
『馬さん、問題ございませんか?どこかしら痛みとか体調が優れない箇所はございませんか?』
馬「ブルル…(スリ…)」
『……!!』
馬はエル君にお礼を言うように彼に擦り寄ってきた。
『……ふふっ、ご無事なのですね、一安心しました。あっ、お腹は空いていらっしゃいませんか?(パチン…)』
(ボン!!!!!!!)
エル君は、能力で馬の大好物、人参やセロリ、レタス等、沢山の食べ物が入った桶を用意した。
馬「ヒヒーン!!!(パクパク…)」
『……ふふっ、沢山、召し上がってくださいね(優笑顔)』
刀剣乱舞/一目連/サタン警察官「(ドキッ…)」
ラーヴァナ「それでね……、その……」
『ラーヴァナさんのいいたい事は存じていらっしゃいます。こちらの馬さん達をボクの家で飼育すればよろしいので間違えないでしょうか?』
サタン警察官「エル君……!!!(キュウウウン)」
ベルゼブブ「(ブブ…)はい、こちらサタン警察官だ。何?魔物が一体暴れている?あぁ、直ぐに向かうから待機してろ(ピッ…)」
クラーケン「ベルゼブブ」
ベルゼブブ「あぁ、ごめんね、エル君。俺達はそろそろ行くね」
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作者名:冬刀 | 作成日時:2022年2月21日 22時