近界民が10匹 三雲side ページ11
突然校庭にゲートが開いて近界民が3匹やってきた。
空き教室にいた俺達は窓から外を見る。
隣で空閑が呟いた。
空閑「モールモッドか、、、。」
近界民の種類によって名前が違うと言うのは初めて聞いたが、今はそれどころではなかった。
急いで僕たちもシェルターに向かう。
廊下に出ると生徒達、特に四年半前の第一次侵攻を経験した人がパニックになっていた。
そのせいで避難も遅れている。
これは、僕がどれだけ声を張り上げても誰も聞かないだろう。
先生達も落ち着いてはいるが、顔色はかなり悪かった。
そして校舎に近界民が入り込み、パニックが最高潮に達した時、頭上から落ち着いた声が聞こえてきた。
『、、、あーあー、、、聞こえているな？生徒会長の柊Aだ。今から指示を出す。落ち着いて聞け。』
スピーカーから、音量は最大でいつも通りの柊の声が響く。
その声は驚くほど簡単に生徒達に伝わった。
パニックになっていた者や慌てていた者達までピタリと動きを止めて次の柊の言葉を待つ。
先生達でさえホッとした顔で天井を仰いでいた。
『これからシェルターに避難する。シェルターから遠い者は屋上に逃げろ。先生達の声をしっかり聞け。近界民が近くにいるものはとりあえず上に逃げろ。直ぐに助けに行く。以上だ。』
それだけ言うと放送は切れた。
先生「前の人を押さないように、落ち着いてシェルターに行きなさい！慌てないように！」
先生達が声を上げて誘導する。
もう先ほどのようにパニックになる人は居なかった。
空閑「、、、Aすごいな。皆言うこと聞いてるぞ。」
空閑は驚いた顔でそう言った。
「、、、まぁ生徒会長だしな。」
それより、さっき柊は『助けに行く。』と言っていたが、まさかボーダーでもないしトリガーも持ってないのに行くつもりだろうか。
先生「南館の生徒がまだ避難できてないわ！」
そう考えていた僕の耳に先生の声が届いた。
南館は僕達のクラスがある校舎だ！
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ちひろ(プロフ) - ご指摘ありがとうございます！！林藤さんに至っては寝ぼけていました！！すいません！嵐山さんはオリジナルタグがついたままの時に著作権かなんかで引っかかったのでそうさせてもらっていました。すぐに直したいと思います。ありがとうございましたv(´∀｀*v) (2015年7月10日 18時) (
レス) id: 560de493eb (このIDを非表示/違反報告)
くだります - 「林堂」じゃなくて「林藤」ですよ！あと「あらし山」なんですか？「嵐山」じゃないんですか？ 更新頑張ってください！ (2015年7月10日 17時) (レス) id: 757f1e52e2 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - ありがとうございます！！頑張ります(・ω・)ゞ (2015年7月4日 19時) (レス) id: 560de493eb (このIDを非表示/違反報告)
レイシス(プロフ) - ちひろさん» いえ。更新頑張ってください (2015年7月4日 0時) (携帯から) (レス) id: 729f0fbf16 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ(プロフ) - 消えました！！レイシスさん、ありがとうございます！！！ (2015年7月3日 23時) (レス) id: 560de493eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沖矢ちひろ x他1人 | 作成日時：2015年5月15日 19時
