玖拾肆 ページ2
〜♪
悠仁と東堂くんが去って行った後、スマホの着信音が鳴り響く。
「?誰のよ。」
『ゴメン私。』
ポッケからスマホを取り出し、画面を確認する。
そして、私は眉を顰めた。
…昨日と同じ非通知で、同じ番号
誰だよ、マジで。
昨日と同じように、私は切ることもせずポッケにスマホをしまう。
「…出なくていいのか?」
『うん、基本非通知は取らないようにしてるんだ。』
「それで知り合いだったらどうするのよ。」
『知り合いで少しでも連絡を取るような関係だったら交換してる
だから大丈夫。』
「…でもお前」
『ハイこの話終わりー
ホラ、折角のピザが勿体ないから食べよ!!』
本人が強制的に話を終わらせれば、渋々話を終了せざるを得なくなる
それを狙ったな、と言わんばかりに顔を顰めた2人に私は心の中で謝った。
でも、こればっかりは無視した方がいいし、関わらない方がいいって直感が言ってるんだ
…これでもまだしつこかったら…その時また対策するよ。
何とか微妙になった空気を責任持って盛り上がらせることに徹することで、2人も追及することはなく、空気もそれなりに軽くなったのだった。
───
──
─
さらに翌日
私達生徒は五条により収集され
「っつーわけでさ
色々あったし人も死んでるけど、どうする?
続ける?交流会。」
こうして交流会の続行を問われた。
「うーん…
どうするって言われてもなぁ…」
…ぶっちゃけどっちでもいいけどね〜
と思った矢先、続行することを賛成した者が1人現れた。
「当然、続けるに決まっているだろう。」
「東堂!!」
何故か決め顔の東堂くん
…うん、君は賛成すると思ってた。
五条が「その心は?」と聞けば、長々とした説明を入れ始めた
まぁ、要約すれば
1つ、死人が出たっつっても私らの責任じゃないっしょ
2つ、強くなるために必須だから尚更続行すべき
3つ
「学生時代の不完全燃焼感は死ぬまで尾を引くものだからな。」
「お前幾つだよ。」
で、それを皮切りに賛成の声が次々に上がっていく。
とここで、真希が個人戦の組み分けについて聞いたが
「え、今年は個人戦やんないよ。」
『…言うと思った。』
ルーティン嫌いな五条の発言に、皆が間抜けな顔になり
その間に悠仁が五条から渡された箱に手を突っ込む。
悠仁が引いたのは───
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祀央☆ハピラビ・ラビワドマネ(プロフ) - 更新はするんですかね?たのしみにしてますっ! (2022年5月18日 6時) (レス) @page24 id: cbcf5b3031 (このIDを非表示/違反報告)
菜奈(プロフ) - きになります!!続き!! (2022年1月20日 0時) (レス) @page24 id: 51a9e342b5 (このIDを非表示/違反報告)
おろし(プロフ) - 最近見始めました!!面白くて最後まで一気に読んでしまいました更新楽しみに待ってます♡ᵕ̈*⑅ (2021年10月23日 8時) (レス) id: 47520b13da (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 凄く面白いです それに「あの人」(甚爾)がいて高専の講師として再開できたら。この人野絡み増やして欲しいです (2021年6月20日 15時) (レス) id: 020ea1b549 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - 夜海さん» リクエストありがとうございます!!!ぜひ書かせて頂きますね! (2021年6月13日 11時) (レス) id: 1e9bbdba10 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KK | 作成日時:2021年2月23日 20時