諦めかけてたけど…………モブでいさせて下さい!!!! 【ツイステ】

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「ジェイド、フロイド、ああ、やっと戻ってきてくれたんですね。

そこのバカ共のせいで、僕の契約書が全て無くなってしまったんです。






だから、貴方達の力も僕に下さい。

ねえ、僕に下さいよぉ！！」


「お待ちなさい。

貴方のユニーク魔法は強力すぎる故に、契約書なしには制御できないハズ。


そんな事をすればどうなるか、自分が一番よく分かってるでしょう！」








ストッパー役のつり目の声も、もはや届かない。








「だって、なくなっちゃったんですよ、全部…

アハハ…アハハハッ！


このままじゃ昔の僕に戻ってしまう！」







…多分ここで、この人が余計なこと言わなきゃ…

とか思ってる場合じゃないよね。









「あのさー、今のアズールって、昔のアズールよりずっとダサいんだけど。」







思わず手を顔に添えて天を仰いでしまった。







「あ〜〜〜〜〜〜、そうですか。

どうせ僕は1人じゃ何もできない、グズでノロマなタコ野郎ですよ。





だから、もっとマシな僕になるために

皆の力を奪ってやるんです。


美しい歌声も、強力な魔法も、全部僕のものだ！



寄越しなさい、全てを！」









事態はさらに加速する。

逃げ遅れた人から次々に能力を奪われ、倒れていく。


それと同時に、アズールの体から出てくるブロットも増えていく。








「なんだよアレ？

アズールの体から黒いドロドロが出てきてる。

墨…じゃねーよな？」


「ユニーク魔法の使い過ぎです。

ブロットが蓄積許容量を超えている！


このままでは…







オーバーブロットしてしまう！」







してしまうじゃない




もう









『全員、マジカルペン構えて！！！！！』








「あーっはっは！

あーーーーっはっはっは！」









次の瞬間、黒い靄がアズールを覆った。




そして、ブロットがビチャビチャと滴り落ちる音も聞こえてきた。

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