3-50 ページ1
前回のあらすじ
相手から教えてもらったわけでもないのに、ウツボだと当ててしまった。
結果、不審がられ、言及されています。
つり目の指摘に、私はただ動揺している。
…これ、どうやって誤魔化せば正解?
先輩に聞きました、とか?…ダメだ。そんなのすぐバレるに決まってる。
…えぇ、どうすればいいの!?
墓穴を掘ったことに焦り、何かいい言い訳をと思考を巡らせるが思いつかない。
それに痺れを切らしたのか、タレ目が「んなのどーでもいいから続き早くしよーよ!」と癇癪(?)を起こし始めた。
「そうですね。まだ契約期間はありますし、この後じっくりお話ししましょう。」
タレ目の言い分につり目はニヤリと笑いながら肯定する。
うわぁ、一生そんな時間来なくていいわ。
…でも今は言及しないらしいから、後でいい訳を考えよ。
『…じゃ、仕返しの続きといこうか。』
そう言い放ち、氷魔法を放った。
タレ目がその氷を弾いている間に転移魔法でタレ目の背後に回る。
そのまま羽交い絞めをしようとしたが、勘付いたつり目が攻撃を仕掛けてきので慌ててそれを泳いで避ける。
距離をとりつつ、牽制の意味でつり目にも氷魔法を放つが、それはタレ目によって阻まれた。
…うう!2対1って物凄くやりづらい!!
息ピッタリな相手だと余計に!!
顔を顰め、思い切りその表情をウツボツインズに見せれば、彼らはクスクスと私を笑う。
「やりづらいって顔してんねぇ。
でも他の雑魚より全然動きもいいし、何より楽しい!
ねぇ?ジェイド。」
「えぇ、フロイド。
ここまで僕達を楽しませてくれる人は中々いませんから。
楽しくて仕方がありません。」
戦闘は楽しくない。
…でも、それに馴れている彼らは楽しんでる。
魔法の経験も、戦闘の経験もあっちの方が長い。
それを自覚した上で、唇を噛んだ。
悔しい。
仕返しをするとユウ達にカッコつけながら言ったのに、有言実行できてない。
相手を舐めていたワケでもないし、決して手を抜いているわけでもない。
それでも、それでさえも相手に及ばない自分の弱さ。
悔しい、悔しい悔しい悔しい悔しい!!!!!
……………………もっと、もっともっともっともっともっと!!!!!!
『ボソッ 強くなりたい。』
267人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
手遅れだと言わずに…………モブでいさせて下さい!!!! 【ツイステ】
それでも言いたい事がある…………モブでいさせて下さい!!!! 【ツイステ】
もっと見る
「ツイステ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月奏星(プロフ) - 依存銀着?………あ、イソギンチャクね (2022年8月30日 2時) (レス) @page33 id: a13783a9b2 (このIDを非表示/違反報告)
はひこ - イラストめちゃくちゃ可愛いですwwハリー◯ッターに出てきたやつを想像してたのですごく癒されました!w (2021年4月1日 1時) (レス) id: 03da1b8318 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - りんりん様、まっちゃぱふぇ。様、コメントありがとうございます!これからも頑張りつつでも楽しんでこの小説を書かせていただきますのでどうぞよろしくお願いします! (2020年12月12日 20時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
りんりん(プロフ) - 続編移行決定おめでとうございます!楽しみです(((o(*゚▽゚*)o)))これからも更新無理せず頑張ってください! (2020年12月12日 17時) (レス) id: fa9c91e4b6 (このIDを非表示/違反報告)
まっちゃぱふぇ。(プロフ) - コメント失礼します!私この小説大好きです!(*´ω`*)これからも頑張ってください! (2020年12月12日 16時) (レス) id: ce469f6b4f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:KK | 作成日時:2020年12月4日 21時