手遅れだと言わずに…………モブでいさせて下さい!!!! 【ツイステ】

3-10「違反カウンター！」 ページ10

・



「ん？君は…

頭にイソギンチャクがついていませんね。

今はスタッフ・ミーティング中です。部外者はご遠慮頂けますか？」


「ｸﾞﾙﾙ…部外者だと？

俺は、自分の力で勉強した奴らと真っ向から競い合って勝ちたかったんだ。

それが、あんたのせいで台無しになった。

充分に当事者だろうが！」







うん、ジャックはジャックでした。







「面倒臭い事になってきた。」


『俺帰っていい？』


「ダメ。」







ジャックの登場に、グリムがそれはもう嬉しそうに喜び始める。







「ユウ、A、ジャック

オレ様達を助けに来てくれたんだゾ！？」


「勘違いすんなよ。

俺はここにいる全員が気に入らねぇんだ。」


『俺はお前ら3人を馬鹿にしに来ただけ。』


「それ今言っちゃう！？」







え？素直って大事でしょ？

すました顔を見せれば、ユウとジャックに呆れた顔をされた。








「アコギな取引を持ちかけたヤツも、他人を頼ったお前らも、どっちの味方をする気もねぇ！」


『それは右に同じくだわ。』


「お前ら、何しに来たの？」


『だからお前らを馬鹿にしに。』


「Aはちょっと黙ってようか！？」








周りを敵に回しちゃうよ…とユウに言われ、周りを見渡せば、私を睨んでいるイソギンチャクの皆様。







『言っとくけど、俺は取引無しで上位50位以内に入ってるから。

文句は受け付けない。』








ケンカを売るように言い放てば、「マジかよ…」「あの上位に入ったってのか！？」とざわめき始めるイソギンチャクの群衆。


そして、その様子にアワアワするユウと、目をキラキラさせているジャック。






あ、面倒(ジャック)なのに気に入られちゃった。

3-11→←3-9

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す