手遅れだと言わずに…………モブでいさせて下さい!!!! 【ツイステ】

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ﾁｭﾝﾁｭﾝ…





鳥の鳴き声と朝日の眩しさで、意識が浮上した。

それと同時に感じたのは、布団とは違う“硬さ”と“温度”





…？

これ、布団の暖かさだけじゃない。

なんか、落ち着く暖かさ…ヤバ、起きないといけないけど起きれない。

このまま寝てたいなぁ…



…というか、この硬いものは何？

私の体を覆ってるような…







ゆっくりと瞳を開くと、目の前には壁のようなもの。

…これ、Tシャツ？…は、キノコの絵がプリントされてる。

え、趣味悪。





………………………ん？プリントTシャツ？




ダラダラと汗が流れるのを感じながら、恐る恐る顔があるであろう方へ顔を上げた。









・









端整な顔がスゥスゥ寝息をたてて眠っている。

睫毛なっが…








じゃないよ！！！！









「…んぅ…」


『ﾋﾞｸｯ!!』







もぞもぞと暖を取るため、私をギュッと抱きしめるその人。

今の状況が理解できず、思考停止してしまう。

…え、もしかして昨日の夜、この人と添い寝ってヤツをしたの？









『…え、えぇ…？//』








ちょ、誰か説明をくれ！何がどうなってこうなった！？！？！！？！？？









ｶﾞﾁｬ!!!







無造作に開けられたドアの音に、肩をビクリとはねらす。

身動きを取れないなりに、その方向を見れば、今私を抱き着いている人の片割れの姿。









「ジェイド〜？朝だから起きろ


……って、何この面白い状況。」


『何も面白くねえから早く助けろ。』


「アハッ♡

キンメダイちゃんメッチャ早口で真顔じゃん。ウケるんだけど。」








ニヤニヤしながらこの状況を楽しんでみているタレ目。

それをギロリと睨む私。

そして、その私の気も知らずスゥスゥと私を抱き枕にして眠るつり目。







…………もう誰か助けて。









「あ、ジェイド寝起き最悪だから。

あとは頑張ってねぇ？」


『あ、おいどっか行こうとすんな！！！！！







つーか早よ起きろこのクソキノコォ！！！！！！』

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