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3-25「救援テンポラリー!」 ページ25

その日の夜 9時

モストロ・ラウンジ






私達3人はつり目の指定した時間に、モストロ・ラウンジへと出向いた。

先日とは違い、多くの生徒がこのラウンジで寛いでいる。







「ちょっとオトナな雰囲気だね。」


『確かに…お洒落だ。』


「こっからはマジで敵の縄張りだ。

気を抜くんじゃねえぞ。」






私とユウはジャックの言葉にコクリと頷いた。







「あー、小エビちゃ〜ん。いらっしゃ〜い。

それに、ウニちゃんとキンメダイちゃんも来たんだ。」


「だからウニじゃねぇっつってんだろ!」


『ジャ、ジャック!どうどう!』







私達のちょっとした騒ぎに気付いたのか、タレ目に続いてつり目もこちらへとやってくる。







「おや…これはこれは。

早速のご来店、ありがとうございます。


ようこそ「モストロ・ラウンジ」へ。

当店のご利用は初めてでいらっしゃいますね?」


「昼から思ってたが…

あんた、分かってて質問するのが趣味なのか?」


「ふふ、念のためですよ。」


『ボソッ 胡散臭い。』







小さく呟いたはずなのに、ニコニコと私に笑いかけてくるつり目。

…うげ、今の聞こえてたの?地獄耳か?







「では、僭越ながら当店をご利用いただくための、諸注意を説明させて頂きます。

「モストロ・ラウンジ」は紳士の社交場。他寮との揉め事は御法度です。

ここでは、どの寮の生徒もオクタヴィネルのルールに従って頂きます。

ルールを守って、楽しくラウンジをご利用下さいね。





さて…お客様、本日のご用件は?」








手を胸に添え、ニコリと笑うつり目に

ユウは真剣な顔で言い放った。








「支配人と話がしたい。」


「ふふふ…かしこまりました。

今、支配人は別のお客様のご相談を受けておりまして。

暫く店内でお待ち頂けますか?


ああ、そうそう。当店はワンドリンク制です。

必ず何か1杯はご注文下さいね。


イソギンチャクさん、こちらオーダーお願いします。」






つり目に呼ばれたのは







「悪いが、ドリンクを運ぶのが先だ。」


「混んでるんだし、注文くらいアンタが取れっての!」





エーデュースだった。

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カリナ - 3_48でクスクス笑うタレ目とかかれてありますがつり目では無いでしょうか? (2021年8月30日 17時) (レス) id: 5c46ccd9a8 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - カナさん» ハッ!本当ですね、ダメです女バレしちゃう……!!カナ様、ご指摘ありがとうございます。訂正しました! (2020年12月26日 12時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - 3―10でおもいっきり私って言ってるけどいいんですか? (2020年12月26日 12時) (レス) id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - この作品をお待ちしている皆さん、ありがとうございます!そしてパスワードの状態が長くなり。申し訳ありません(汗)今書き途中でパスワードをさせて頂いています。もう少しで更新致しますので、ご理解とご協力よろしくお願い致します。 (2020年12月5日 9時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
ただの腐女子(プロフ) - 続きが読みたいです。 (2020年12月5日 6時) (レス) id: fe7c6e1aa3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KK | 作成日時:2020年11月30日 12時

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