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ジェイドside
明らかに不機嫌な様子で、Aさんは談話室から姿を消した。
それを見届けた後、片割れがカラカラと笑い始める。
「オレらめっちゃ嫌われてんじゃん。」
「その様ですね。
僕、悲しくて泣いてしまいます。シクシク。」
僕の嘘泣きを見てフロイドは思ってねぇくせにと言った顔でこちらを見ている。
ヒドイですねぇ。少なからず悲しんではいるのですよ？これでも。
「それにしても、彼女思いの外アッサリと条件を呑みましたね。
僕らを警戒しているのですから、てっきり口出しすると思ったのでしたが。」
「だよねぇ。それ俺も思った。
…何か考えでもあんのかな？」
「それが妥当でしょうね。」
彼女は侮れない。
そう今回の取引で思い知った。
己の弱点を敵に知られたのにもかかわらず、それを利用して自分が不利にならないような処置を取ったのだ。
それだけでも驚くものですが、それだけじゃない。
取引の間に感じた、あの見透かすような目。
アズールがアトランティカ記念博物館にある“あの写真”を取りに行くことを達成条件とした時、僕は思わず顔に出てしまった。
それは誰も見ていなかった。そう、誰一人として。
…ですが、彼女はしっかりと見ていた。
取引内容よりも、僕の反応に注視していた。
これで、あの写真に何かしらの思いをアズールが持っていることがバレたでしょう。
迂闊でした。これからは注意して行動しなければ。
「──イド…ジェイド！」
「…すみません、何でしょう。」
「ジェイドボーっとしてんの？
らしくねー。」
「少し考え事をしていました。」
「ふぅん…まあ別に気にしないからいいけど。
シャワーどーする？キンメダイちゃんが上がったら。」
「…そうですね、彼女の監視もありますし僕から先でいいですか？」
「いいよお。じゃあオレ暇だから適当に部屋見繕ってくる。」
気分屋なフロイドはそう言い、談話室をあとにした。
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カリナ - 3_48でクスクス笑うタレ目とかかれてありますがつり目では無いでしょうか？ (2021年8月30日 17時) (
レス) id: 5c46ccd9a8 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - カナさん» ハッ！本当ですね、ダメです女バレしちゃう……！！カナ様、ご指摘ありがとうございます。訂正しました！ (2020年12月26日 12時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - 3―10でおもいっきり私って言ってるけどいいんですか？ (2020年12月26日 12時) (レス) id: 115331bfc2 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - この作品をお待ちしている皆さん、ありがとうございます！そしてパスワードの状態が長くなり。申し訳ありません（汗）今書き途中でパスワードをさせて頂いています。もう少しで更新致しますので、ご理解とご協力よろしくお願い致します。 (2020年12月5日 9時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
ただの腐女子(プロフ) - 続きが読みたいです。 (2020年12月5日 6時) (レス) id: fe7c6e1aa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK
| 作成日時：2020年11月30日 12時
