漆拾玖 ページ35
No side
『いや別にね?他人だったら別にドーゾなんだわ。
だって私聖人君主じゃないし?
それなりにクズの自覚もあるし。』
けどね?
Aがそう言った瞬間、東堂と同じ、いやそれ以上の殺気が彼女から放たれる。
「「「ｯ!!!」」」
全員─あの東堂でさえ、ブワリと油汗をかく。
別に今【八岐大蛇】がいるわけではない。
それなのに、その場にいる全員が気圧された
彼女の顔はあのいつもおチャラけた様な笑顔はなく、ただ無表情
ただそこにあるのは、静かな殺気と怒り。
『悠仁は私の“今の”同級生であると同時に、仲間でもある。
それを理解している上でやったんだよなぁ?
だったら私がお前らを殺しても全然問題ないよなぁ?』
普段の彼女なら、人に対して言わないであろう言葉。
それを聞くに、彼女が相当憤慨していることが分かる。
『それにお前らが殺したがってるのは悠仁だけじゃないはずだ
…なら、“その対象である”私を殺ってから悠仁を殺れよ。』
言ったと同時に矢が彼女の頬を掠った。
放たれた矢を一瞥し、撃った相手を見やる。
そして彼女は、怪しく笑う。
『最初からそうしてろよ
なぁ?憲紀。』
───
──
─
4対1という何とも不利な鬼ごっこをしています、加茂Aです。
走りつつ後ろからの攻撃を避ける、という物凄く怖い状況にあります。
『オラオラ全然当たってねぇぞー。
ガンバガンバ〜。』
…嘘、全然怖くないです。
むしろ挑発して楽しんでます。
「ｯ何なのアイツ!!」
「安い挑発だ 乗るな。」
ビームと弾丸が飛び交う中、紙一重で避けていく。
…遅いんだよなぁ、スピードが。
と思っていた矢先
ﾊﾞﾁｨ!!
『お、恵の【鵺】じゃん。』
「真依 メカ丸、西宮のカバー。」
「御意。」
「まぁ、あの人いないと困るしね。」
追手の人数が2人…2対1ならまぁどうにでもなるか
そう思い踵を返して構えを取る。
…ありゃ、相手する前に来たか。
“見なくても”気配でわかる。
ｷﾞｨﾝ!!
ｶﾞｯ!!
『結構早かったじゃん
恵、真希。』
水色ちゃんの相手を真希が、憲紀の相手を恵がしている。
険しい顔をした恵が、憲紀に話しかける。
「加茂さん
アンタら虎杖殺すつもりですか?」
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Kk(プロフ) - 雪華さん» コメントと高評価ありがとうございます！トランスフォーマープライムは知らないです…。 (2021年2月4日 22時) (
レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - 星猫さん» 最近のは知らないですね…。 (2021年2月4日 22時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 始めまして!素晴らしいですね!お気に入りも高評価しました!トランスフォーマープライムは知ってます？ (2021年2月4日 22時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ポケモンは知ってます？ (2021年2月4日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - 星猫さん» 知ってますよ! (2021年2月4日 21時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：KK
| 作成日時：2021年2月2日 12時
