陸拾壱 ページ16
・
「なんだ ピンピンしてるじゃん七三術師。
お互い無事で何よりだね
ハグでもするかい?」
体の形状を戻しながら話すツギハギの鼻から、最初悠仁に殴られた影響が残っているのか血が流れる。
その異変に、いち早く気付くのが健ちゃんなわけで。
「虎杖君、あの鼻血は。」
「え 俺が殴った…」
「いつ。」
「いっちゃん最初。」
「奴の手に触れましたか?」
「うん。」
少し考える素振りを見せる健ちゃん。
しかしすぐに口を開いた。
「私の攻撃は奴に効きません。」
「は!?なん」
「理由は説教の時に。
(虎杖君に奴の術式が効かない
虎杖君を殺せない理由がある
どちらにしろ好都合)
しかし動きは止められます。
お互いが作った隙に攻撃を畳み掛けていきましょう。
ここで確実に祓います。」
「応!!」
「Aさん
…成程ね
健ちゃんの意図に気付いた私は、太ももに巻き付けているポーチから
1つの拳銃を取り出す。
『持ってる。
銃の腕は落ちてるかもだけどその辺は許して。』
「充分です。
それで私達の援護射撃を頼みます。」
『任された。』
私は校舎の中へと身を潜み、健ちゃんと悠仁のサポートに徹することにした。
───
──
─
No side
虎杖と七海が直接真人と交戦し、Aは後方支援として校舎から弾丸を狙い撃つ。
彼女は近接タイプでもあるが、天与呪縛によって授けられたその視力を上手く使える後方支援にも長けていた。
これを知っているのは七海ただ1人だけである。
真人が腕を刃物状にして七海の相手をしつつ、悠仁の攻撃を避ける。
しかし
ﾊﾟｼｭｯ!!
「!?(クソ、アイツ元から呪力がないから気配を辿れない!!
どこから撃ってきてんだよ!!)」
【八岐大蛇】が身体から一旦離れている状態にあり、且つ呪力の供給を“意識的”に止めろと指示しているA。
それに加えて彼女が持っている拳銃は
呪術師も呪霊も、今の彼女を見つけるのは一苦労する状態だ。
ならば、と真人は呪力を溜めて一気に全身から針を出す。
しかしそれは七海と虎杖、そしてAの弾丸によって簡単に砕けられた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 546人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Kk(プロフ) - 雪華さん» コメントと高評価ありがとうございます！トランスフォーマープライムは知らないです…。 (2021年2月4日 22時) (
レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - 星猫さん» 最近のは知らないですね…。 (2021年2月4日 22時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 始めまして!素晴らしいですね!お気に入りも高評価しました!トランスフォーマープライムは知ってます？ (2021年2月4日 22時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - ポケモンは知ってます？ (2021年2月4日 22時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - 星猫さん» 知ってますよ! (2021年2月4日 21時) (レス) id: 00d7e0ecde (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：KK
| 作成日時：2021年2月2日 12時
