第86話 ページ38
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恐らくこれから言うことに噛み付いてくると判断したのか、四肢の拘束に加え口を塞がれた爆豪。その姿を見て体育祭の表彰式を思い出し遠い目になってしまった。
爆豪も同じく思い出しているのだろう、「んﾞんﾞー！！！」と塞がれている状況下でも怒鳴り続けている。
「身十伸さんはどちらかと言えば良い子の方に分類される…が、己の体を顧みない戦い方は少々見てられなくてね」
「癖になったら厄介だから、この1週間で矯正しよう…ということでしょうか」
「彼と違い言葉遣いも態度も素晴らしい。是非見習ってほしいものだ」
「あ、ありがとうございます…」
「んﾞんﾞぅー！！」
未だ怒鳴り続ける爆豪を無視し続けるジーニスト。対して私はこの状況にただひたすら苦笑いをするだけ。
…だけど、本当に
「覚えていない、というのは本当らしいな…」
何で、何でジーニスト
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・
それは、昨晩の出来事。
Aは両親にジーニアス事務所で職場体験することを上機嫌で話していた。勿論、娘の喜びを同じように喜んでいた両親。
だが、見聞色の覇気を使わずとも、Aは気付いてしまった。
両親が微かに苦し紛れな表情を浮かべていたことを。
───更に、彼女が寝静まった頃…
「ねぇ貴方。私やっぱり心配よ…あの子が
「…あの子が決めたことだ。俺達が口出しできることじゃない。それにAは幼い頃からジーニストに憧れてヒーローを目指した。私達はそれをよく知っているはずだ」
「けど！！私いやだよ！？…あの子が
「梓！！」
「ッ、」
「…取り乱し過ぎだ。実際、TVでジーニストを…“あいつ”を見た時、Aは思い出すことはなかっただろう？だから大丈夫だ
それに、Aが“思い出した”時こそ、私達が何をもってしても受け入れて支えることが大事なんじゃないか？」
「…ごめんなさい、私、」
「君の気持ちも分かる…君も俺も…“罪の意識”に囚われてるってことは
だからこそ償うんじゃないか。一生をかけて」
「うんっ…うんっ…！！」
娘が知りえない真実を知る両親と、無知なまま育ってきたA。
そこに少しずつ溝が出来始めたのは、まさにこの瞬間からだった。
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Misia - もちろんOKです！逆にこんな素敵な作品に関われるなんてこっちが感謝っていうか笑笑更新待ってます！ (2022年11月13日 6時) (
レス) id: a6d2ad54f5 (このIDを非表示/違反報告)
ば(プロフ) - Misiaさん» 実は名前に関してはそこまで考え付いておらず、“笑顔”とか関連で考えてました…それに因んでヒーロー名も考えようとしててwwちょっと採用させてもよろしいでしょうか？ (2022年11月12日 21時) (レス) id: 4365ba55d5 (このIDを非表示/違反報告)
Misia - いつも読んでます！名前のデフォルトが千陽なのは「サウザンドサニー」からですよね！？ほんとに素敵でそのまま使わせていただいています！これからも楽しみにしてます！ (2022年11月12日 20時) (レス) @page50 id: a6d2ad54f5 (このIDを非表示/違反報告)
荼毘推しです！(プロフ) - 設定から神作ですね！ONE PIECEのクロスオーバー作品で一番好きです！また更新待ってます。もう一つのヒロアカの作品も大好きです^_^そっちの作品も時間があれば更新お願いします、待ってます\(//∇//)\ (2022年11月12日 19時) (レス) id: 80c515a443 (このIDを非表示/違反報告)
ミチルンルン(プロフ) - 最高です。神ですか？神ですね。生きる気力になる。爆豪勝己と結ばれることを祈ってます。これからも更新たのしみにしてます！ (2022年11月8日 22時) (レス) @page43 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年10月28日 19時
