第69話 ページ21
・
〈青山戦ではアッサリ勝利した身十伸だが、流石にダークシャドウには苦戦してる模様！成す術なしか！？〉
〈ダークシャドウをある程度あしらって常闇を叩きたいんだろうが…いくら察知能力や動体視力が優れてる身十伸でも限界がある…が、〉
あっちが猛攻を仕掛けるならそれを利用する！
バク転から着地し、振りかぶってきたダークシャドウの腕を軽くいなし逆に掴み取り、
「アッ！？」
「君は少し大人しく…」
背負い投げと同じ要領で
「してろっ！！！」
ダークシャドウを地面に叩きつけた。
「ギア2！」
ダァンッ！と叩きつけられる音を聞きつつ、片腕を振るってギア2を発動させる。
「なっ、」
「───JET銃！」
そして瞬時に常闇の目の前へ移動すれば、目を丸くさせ驚いている彼の顔が見えた。
〈…あいつのスピードに勝てる奴がガキ共の中にいるなら、是非教えて欲しいもんだ〉
そんな彼にダークシャドウに指示を出させまいと技を出せば彼の体は青山同様、場外にある向こう側の壁へ吹っ飛びめり込んだ。そして聞こえてきた言葉に笑みがこぼれる。
───トラファルガー先生からの期待の言葉ほど、嬉しいものはない。
シュゥゥウ、と体内の熱が影響して身体から蒸気が立ち昇る。
「常闇君場外！！身十伸さん三回戦進出！！」
ギア2を解除してから、観客席から湧き起こる歓声を背に退場口へ歩き出す。掌をグッパーと握りながら動けるか確かめれば…うん、まだいける。
1日のギア2発動制限時間は5分。騎馬戦と合わせても1分に満たないから、存分に使える。
────勿論、轟と爆豪に。
「あ、Aちゃんベスト4入りおめでとー！ここ空いてるよ！」
「葉隠ちゃん…ありがと」
「お疲れー」
「おつ」
観戦席に戻れば、クラスメイトが労いの言葉をくれる。その中には既に常闇もいて。
「常闇、…あと青山もごめん。あの後大丈夫だった…？」
「あぁ。それに試合なのだから謝らなくとも問題ない」
「ノン！僕は大丈夫さ」
「青山はマジで大丈夫じゃなかったよな。あの後15分くらいずっとお腹庇ってたし」
「」
青山…撃沈してるところ申し訳ないけど、マジな話無理しないでよ…？常闇の言葉に安心する反面、青山のことが少々心配になりつつ葉隠ちゃんの隣に座る。
「騎馬戦から思ってたけどあのスピード半端ねぇよな。あれってどういう仕組みなわけ？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 415人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Misia - もちろんOKです！逆にこんな素敵な作品に関われるなんてこっちが感謝っていうか笑笑更新待ってます！ (2022年11月13日 6時) (
レス) id: a6d2ad54f5 (このIDを非表示/違反報告)
ば(プロフ) - Misiaさん» 実は名前に関してはそこまで考え付いておらず、“笑顔”とか関連で考えてました…それに因んでヒーロー名も考えようとしててwwちょっと採用させてもよろしいでしょうか？ (2022年11月12日 21時) (レス) id: 4365ba55d5 (このIDを非表示/違反報告)
Misia - いつも読んでます！名前のデフォルトが千陽なのは「サウザンドサニー」からですよね！？ほんとに素敵でそのまま使わせていただいています！これからも楽しみにしてます！ (2022年11月12日 20時) (レス) @page50 id: a6d2ad54f5 (このIDを非表示/違反報告)
荼毘推しです！(プロフ) - 設定から神作ですね！ONE PIECEのクロスオーバー作品で一番好きです！また更新待ってます。もう一つのヒロアカの作品も大好きです^_^そっちの作品も時間があれば更新お願いします、待ってます\(//∇//)\ (2022年11月12日 19時) (レス) id: 80c515a443 (このIDを非表示/違反報告)
ミチルンルン(プロフ) - 最高です。神ですか？神ですね。生きる気力になる。爆豪勝己と結ばれることを祈ってます。これからも更新たのしみにしてます！ (2022年11月8日 22時) (レス) @page43 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ば
| 作成日時：2022年10月28日 19時
