第49話 ページ1
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経過入院を無事終えた翌日。私は通常通り登校し、今久しぶりに見るバリアフリーのドアの前にいる。
芦戸ちゃんと葉隠ちゃんしか連絡先を交換していなかったため、2人に目を覚ましたことを報告し、申し訳ないが皆に伝えてもらうよう頼んだ。だからクラスメイト全員に無事であることが伝わっているはず。
…いや、マジで何で緊張してるんだ私は。普通におはようって挨拶して、それで───
「おい」
ごちゃごちゃ考えていた時に届いた低い声。バッと振り返れば制服のズボンに手をツッコみ柄悪く佇んでいる爆豪の姿があって
「ぎゃああ！！！」
「っるせぇ叫ぶなや！！」
悲鳴(なんて可愛いものじゃないけど)を上げてしまい、結果怒鳴られた。え、そっちも普通に煩いじゃん(真顔)
まさか退院後最初に邂逅するのが爆豪だなんて…幸先悪い。今だってほら、親の仇みたいな目で睨んでくるし(涙目)一旦落ち着こう？ね？
だがしかし、私は今ドアの前で通せんぼしている状態。むしろ冷静さを欠くような真似をしているのはむしろ私で…もしかしなくても教室はいる邪魔してるね！？
大慌てで道を空けた。
「ごめん通れないy」
「体」
「…はい？」
…体？ポツリと爆豪の口から呟かれた一言に私は唖然とする。え、あの体が何？私が理解していないことに気づいた爆豪は舌を打ち、ボソボソと言葉を続ける。
「…体、もういいんか」
「ぇ、あ…あぁうん。経過入院も終わって異常なしって言われたから…大丈夫、です」
「そうかよ」
質問に答えて、相手も納得して、沈黙。…えぇ、爆豪が静かすぎる。何かこれもこれで怖いな。仏頂面だからまだ何かあるんじゃないかって思うと余計に。恐る恐る様子を窺っていれば、彼はまた舌打ちをして眼光を鋭くさせた。それにビクリと肩が跳ねてしまう。
「言っとくが俺はあん時の事について礼なんざ言わねぇ。敵を前に自爆するような奴に庇われたなんざ屈辱でしかねぇかんな」
「はぁ…」
「いいか、二度と俺を庇うんじゃねぇ。テメェのことくらいテメェでどうにかする」
「うん…」
「…チッ」
どこかスッキリしていないようだけど、言いたいことは言えたのだろう。爆豪は私の横を通り過ぎ先に教室へと入っていった。
爆豪がプライド高い人間だって事は、先日の戦闘訓練で分かった。けど、これについてはちょっと予想外だったっていうか、
「心配、してくれた…？」
「「っA/ちゃん！！！」」
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Misia - もちろんOKです！逆にこんな素敵な作品に関われるなんてこっちが感謝っていうか笑笑更新待ってます！ (2022年11月13日 6時) (
レス) id: a6d2ad54f5 (このIDを非表示/違反報告)
ば(プロフ) - Misiaさん» 実は名前に関してはそこまで考え付いておらず、“笑顔”とか関連で考えてました…それに因んでヒーロー名も考えようとしててwwちょっと採用させてもよろしいでしょうか？ (2022年11月12日 21時) (レス) id: 4365ba55d5 (このIDを非表示/違反報告)
Misia - いつも読んでます！名前のデフォルトが千陽なのは「サウザンドサニー」からですよね！？ほんとに素敵でそのまま使わせていただいています！これからも楽しみにしてます！ (2022年11月12日 20時) (レス) @page50 id: a6d2ad54f5 (このIDを非表示/違反報告)
荼毘推しです！(プロフ) - 設定から神作ですね！ONE PIECEのクロスオーバー作品で一番好きです！また更新待ってます。もう一つのヒロアカの作品も大好きです^_^そっちの作品も時間があれば更新お願いします、待ってます\(//∇//)\ (2022年11月12日 19時) (レス) id: 80c515a443 (このIDを非表示/違反報告)
ミチルンルン(プロフ) - 最高です。神ですか？神ですね。生きる気力になる。爆豪勝己と結ばれることを祈ってます。これからも更新たのしみにしてます！ (2022年11月8日 22時) (レス) @page43 id: 107ef6d634 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年10月28日 19時
