序章 ページ1
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誰しもが物語の主人公を定義する時、重い過去を持つ人間を思い描くかもしれない。私にはそんなもの存在しない。過去も、今も、そして多分これからも。
けど、そんな私にもたった1つ。たった1つだけ、皆に言えない秘密があった。それは『一度死んだ人間』であること。これは絶対に言ってはいけない、私の最高機密事項である。
しかし、死んだことは分かっているけど、前世の記憶は全くない、という何ともまぁ不思議な境遇にあった。
───否、私は前世のことについて“2つ”だけ記憶に残っていることがある。
1つ、前世は“個性”なんてファンタジーなものは存在しなかった。
もう1つは、
あれは齢4つのこと。お母さんと一緒に買い物へ出かけていた時だった。2人で手を繋いで歩いていて、私はふと立ち止まった。それに気付ていないお母さんはスタスタと私の手を引き歩き───
私の腕は、ビヨーンと伸びたのである。それはもう限界を知らないゴムの様に。
「…わぁ。
おかーさーん、わたしのうで、めっちゃのびてるー」
「はぁ？Aなに言って………
ぎゃああああああああああ」
後日病院に行って確認すると、これが私の個性であることが判明。
そしてあの時お母さんの悲鳴を聞きながら、齢4つであった私はいやに冷静な頭でふと思った。
(あ、これゴムゴムの実の能力じゃね？)
もう1つ、前世のことで覚えている事。
それは自分が生きていた時、昔から人気だった少年漫画作品『ワンピース』だったのである。
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たぴわか(プロフ) - 緑屋…ww (2022年10月30日 17時) (
レス) @page50 id: 95267a9cac (このIDを非表示/違反報告)
ば(プロフ) - 眠さん» コメントありがとうございます！端的に言うと前世の記憶はないためヒロアカそのものを知らない、けど何故か自分が転生したこと、ワンピースの知識はしっかり持ってるという謎めいた設定です！その理由は後々分かるかも…しれないし分からないかも…って感じです (2022年10月30日 16時) (レス) id: a47860cb56 (このIDを非表示/違反報告)
眠 - コメント失礼します！少し気になったんですが夢主さんはヒロアカという漫画だけ知っていて、キャラ及びストーリーなどは知らないという感じですか？ (2022年10月30日 13時) (レス) @page8 id: c3c12ef3af (このIDを非表示/違反報告)
冷凍保存食品(プロフ) - 緑屋なのおもろいwwwwwなんかめっちゃ好きだwwwwwww応援してます💪 (2022年10月26日 22時) (レス) @page50 id: 5ac8dc0a14 (このIDを非表示/違反報告)
さささ - はい！大丈夫です。ご丁寧に対応ありがとうございます！！細かくすみませんでした。本当に面白いです！頑張ってください。応援してます(*´`) (2022年10月25日 11時) (レス) @page41 id: 6ec0373f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ば
| 作成日時：2022年10月21日 0時
