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1-16「厳格トラディション!」 ページ17

で、結局ストーリー通りに話は進み






「お、思ったよりやるじゃねぇか…」


「パスタが伸びちゃうから、今日の所は見逃してやるっ!」






う〜ん。まさにモブ。

ああいうモブにはなりたくないけど、モブにはなりたいなあ。

もう手遅れかもしれないけど。


そんな事を思いつつ、防衛魔法を解除する。







「へん!!口ほどにもねーヤツらなんだゾ!

おとといきやがれってんだ!」


「先が思いやられる…


A、ありがとね。」


『これくらいお安い御用だよ。』


「兎に角オレらもランチにしよ。

朝ご飯も食べ損ねたし、オレもう倒れる寸前…」


「はあ、ひどい目に遭った。

優秀な魔法士を輩出する名門校に、あんなテンプレ不良がいるとは…。」








いや、それデュースが言うかな…何て言えるわけないか。

ツッコみたい気持ちを抑えながら、私はただ苦笑するしかできなかった。









「では気を取り直して!いただきまーす!


はぐはぐ!うま〜い!



オムレツの卵がふわふわで、中からチーズがとろ〜り!」








勢い良くご飯を食べ始めるグリム。

あんな小さな体でよくあの量の食事が入るな…。





「そう言えばさっきのノヴァの防衛魔法…すごかったな。」


「確かに!俺達1年のレベルじゃなかった!」


『ありがと。』


「そう言えば…入学式の時に見た事あるような…もしかして、あの時もノヴァが?」


『うんそうだけど…なんで?』


「あん時さ、オレお前の防衛魔法に護られたうちの1人なんだよ。」


『エースが?マジか、気付かなかった。』


「全員フードを被っていたからな。気付く方が凄いと思うぞ。」


「あの時はグリムが大暴れするから…」


「オレ様は悪くないんだゾ!

オレ様を入学させなかった学園が悪いんだゾ!」








ミドルスクールまでは、「攻撃魔法の方がかっこいいのに、何でお前はそんな地味な魔法しか使わないんだ?」なんて言われてたっけ。



…カッコいいとかカッコ良くないとか関係なしに褒められるの、嬉しいな。








皆が見てない所で、私は静かに頬を緩めた。

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あーんこ - たまにでてくるノヴァっていうのは夢主のことですかね?自分の設定した名前と混合していて少し気になります、、、話はとても面白いです! (2021年3月31日 2時) (レス) id: 03da1b8318 (このIDを非表示/違反報告)
かぽ - あぁぁぁぁ、すきだあぁぁぁぁぁぁ!!、!、!、mん (2021年2月28日 18時) (レス) id: f5d3c9fe44 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - 潤華さん» はい、固定となっています (2021年1月3日 14時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)
潤華 - コメ失礼します、この小説は名前固定なんですか? (2021年1月3日 14時) (レス) id: d0653d3f00 (このIDを非表示/違反報告)
Kk(プロフ) - 木の葉月さん» 本当ですね!ご指摘ありがとうございます!訂正させて頂きました。 (2020年12月28日 22時) (レス) id: 30c3420c66 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:KK | 作成日時:2020年11月18日 11時

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