story 30 ページ4
祐也side
Aちゃんの返事はOKだった。
まさかこんな答えが返ってくるなんて思ってもなかったから . 嬉しくて嬉しくて。
お互いのメールを交換し .
電話番号も確認した。
Aちゃんの笑顔を見るたび .
心が華やいで . 幸せな気分になれる。
でも楽しい時間には .
必ず終わりがくるもので。
Aちゃんといれる時間は残りわずか。
[ 離れていても繋がっていたい。]
そんな2人の願望から .
お揃いのアクセサリーを買うことに決まった。
『それだったら . ずっと一緒にいるみたいでしょ?』
ってAちゃんが笑顔で言ってくれた。
俺は . 寂しいって気持ちしか出てこなかったから . Aちゃんのこのアイデアを聞いた時 .
天才かよって思った。笑
_______________
『祐也くんが付けてても違和感がないやつがいいな。そしたら私と揃えてるなんて誰も思わないでしょ?』
俺のことを第一に考えてくれて .
本当にありがたく思う。
だけどAちゃんも気に入ってくれなきゃ嫌だから . できるだけ彼女の意思を優先した。
ネックレスは案外 . すぐに決まった。
会計を待っている時にふと見た . Aちゃんが . すごく愛おしくて . ふいに抱きしめたくなった。
でも . いきなり抱きついたりしたら .
嫌がられたりするかも。
って思ったから . 慌てて目をそらした。
.
俺がAちゃんの元に戻ると .
彼女は嬉しそうに笑って待っていてくれた。
また抱きしめたい衝動に駆られるけど .
そこはしっかりと我慢。
気を紛らわすためにも .
早速ネックレスをつけてみる。
祐「どう?似合う?」
ちょっとふざけた感じで . カッコつけてみると . 彼女はふわりと笑って .
『すっごく似合ってる!!』
って言ってくれた。
俺はもう一つ同じデザインのネックレスを手に取り . Aちゃんの首につけてあげる。
Aちゃんが照れながら髪をあげると . チラッと見えるうなじ。
ゴクリと1度唾を飲み込み .
改めて金具の部分を止める。
『どう . . . かな?』
祐「すっごい可愛い . . .」
俺はついつい見とれてしまい . どちらかというと心の声が漏れた感じ。
『本当?!嬉しい!』
彼女が笑い . 俺も笑う。
そんな幸せを噛み締める俺ら2人の胸元には .
同じピンク色の十字架が光り輝いている_。
34人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あぃす . 。 | 作成日時:2016年10月29日 8時