まえあしの恋する彼女達３

みっくんに恋する彼女 【黒髪彼氏】 ページ20

ここ３日みっくんと会えてない。


私が寝てる間に帰って来て
起きる前に出てってるみたい。


･･･起こして欲しいけど私も今仕事立て込んでて疲れ気味で起きれないし。


でも疲れてる時程会いたいなあ。


みっくんは今きっとコンサートの準備で忙しいんだろし、
私の事なんて全っぜん構う暇ないよね･･･


よし！明日は日曜日だしどんなにみっくんの帰りが遅くても寝ないで待ってよっ！


一目でも会えたらそれだけでいいもん。


いや、ちょっと一緒にお風呂入るだけでも･･･


うん。それでギュッてしてもらって一緒に眠れたらまた一週間頑張れる！


みっくんと一緒にベットに入る事を妄想してニヤニヤしてたらメール音。


Aちゃんだ！


『これから生放送あるね！裕太ばっか見ないでちゃんと彼氏も見るんやで！』


･･･生放送？


あっ、忘れてた！


やった！ひと足先にテレビの中のみっくんに会えるっ。


って事は今日はまだ早く帰って来るんじゃない？


一緒にお風呂っ！！


どんどん欲が出てきてるけど、いいでしょ？


思うだけなら勝手だしっ。


にしてもAちゃんに玉ちゃんファンってバレてしまってるのはやり辛いな。。


『はーい、気を付けまーす！』


って返信してワクワクみっくんが出てくるのを待つ。


よし！今日は飲みながらみっくん待ちしよっ。


冷蔵庫から冷えたワインを取り出してウキウキな私。


チーズとチョコレートとポテトチップスもスタンバイしてー。


･･･これ至福の時じゃない？


久々のワイン美味しっ！


気付いたら１本全部空けてて眠くなってきた･･･。


最近本気で忙しかったから酔いが回るの早いな･･･。



みっくんまだ出ないのかな･･･。






・







「A？おいっ、起きろって。」



うーん。みっくんの出番？


テレビ見なきゃ･･･


重い頭をようやくおこしたら目の前のみっくんが私の顔をのぞき込んでる。



「･･･大画面。。。」


「は？何言ってんだよ。こんな所で寝てたら風邪ひくだろ？」


え？！時計見たら12時回ってるっ。


「みっくんもう歌ってきたの？」


「なんだよ、見てないのかよ？ってかいつからここで寝てる訳？」


空のワインの瓶振りながら呆れてるみっくん。


･･･あれ？


あれ？！


あれ？！？！


「みっくん！！！！」「びっくしたっ。」


「なんだよ、デカイ声急に出すなって。」

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