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太ちゃん？って小さく名前呼ばれて
「私自分で思ってるよりも太ちゃんの事好きみたい。」
今の状況と正反対な事言うAに戸惑う。
「･･･嬉しいけど、どうしてそう思うの？」
「･･･全部しちゃって、嫌われたらって思っちゃうから。」
「何言ってんの？そんなわけないじゃん。」
うん。わかってるのって枕に顔埋めてる。
つまりはオレの事好きすぎて
した後になんらかの理由で嫌われてしまうかもっていう恐怖から緊張してるって事？
･･･なんだよ。めっちゃ嬉しいこと言われたんじゃない？
でも、
「オレの気持ち舐めてる？」
オレがどれだけAが好きでどれだけ焦がれてたか伝わってないの？って悲しくなる。
「違うの。太ちゃんの気持ちはわかってる。
･･･自分の問題だから。だからしよ？」
「そんなに震えてるA抱けないよ。」
もっとその不安をほぐす事出来ないのかな？
「太ちゃん？お願いっ。こういうのは勢いなのっ。」
懸命にとにかくしたいって言ってるAに笑えてくんだけど。
我慢出来ずに声出して笑っちゃったら
ひどいーって拗ねちゃった。
ギューッって抱きしめる。
こうするだけで不安が無くなればいいのに。
「あんまり可愛い事言うから我慢出来ないじゃん。」
よくわかんないけどAが求めてくれるならオレは応えるだけだし。
静かにキスを落としてく。
何が不安なのかわかんないからゆっくりと
ほっぺたや目元や耳もとに少しずつ。
首筋を食べるようにキスしたら途端甘い声が聞こえてきたから少し安心しながら鎖骨にもキスしたらひゃってなってる。
「･･･ここ弱いの？」
「っていうか太ちゃんが色気ありすぎて全部無理っ。」
とかまた誘うような事言うから
「じゃあ全部してあげる。」
そのままTシャツまくり上げようとしたらパって手を握られた。
「なに？その、焦らしプレイ。」
すげえ煽られてる気がして悔しくなる。
「だから違うって！」
だからって何だよ？意味わかんない。
ちょっとキレ気味のAのTシャツに手をかけたまんま。
「ごめん、続けて？」
って手を離された。
裸見られたくないのか。
真っ暗にしてもダメなんだ。
でも続けてって事はいいんだよな？
Aの様子を気にしながらゆっくりと綺麗なお腹にキスしながら上に上がってく。
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作者名：Haru
| 作成日時：2018年2月25日 21時
