エビとキス ページ1
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今日はみっくんといつもの焼き鳥ではなく
お寿司。
お寿司ですよ。回ってないやつ。
なーんか、緊張?!
「ここの大将、なーんでも美味く握ってくれっから。遠慮なく頼めよ!」
ご機嫌・・・・・・
「大将!ビールね!おまえもビールでい?」
「うん!」
と言いつつ、こんないいお店でビールとかどんだけ幸せなの私??
「怖い・・・」
幸せが。
「は?何いってんの?アニサキスも1回くらい体験しといたらネタになんぞ?」
「いや、その怖いじゃないし。ってそっちもだいぶ怖いけど?!」
アニサキスの下りはさすがに大将に聞こえないように
ボソボソと耳元で、陽気なみっくんの吐息がまたこれ変な気起こるからやめて欲しいっ、
「俺まずはイカとー、下足とー、マグたくとねー、あとアジ!」
「私も同じの。」
寿司のネタってピンとすぐ出てこない私はみっくんにならっとこう。
大将の手から直接お皿に一貫ずつ置かれるキラキラなお寿司・・・・・・
「美味しそーっ、」
「ん、美味いっ、」
終始ご機嫌なみっくんはビールを飲んでお寿司を次々と口へ運ぶ。
「あ、俺次はね、エビ。」
「あ、私、」
「あ、そっか、わりーな俺だけ、」
「いいのいいの、」
そう、私はエビアレルギー。
味は好きで食べたいのに食べたら身体中ブツブツと蕁麻疹が・・・
「うまそー、これ食えねーなんてかわいそーだなぁA、」
「ほんとー、おいしそー、」
みっくんはニヤッと笑ってほれほれー、とわざと私の前にお箸で掴んだエビをちらつかせる
そして、パクン、と一口で食べた。
「うまーっ!」
「みっくん、今の性格わるい。」
ちょっとイラッとしたじゃん、
まあいいんだけどさ。
「大将、この子にイクラとウニと大トロね、」
「え、」
「んふ。美味いから食って。」
いきなり贅沢三昧なネタがずらっと並んで
さっきのエビとかほんとどーでもいい(こら)
「みっくんー!ほんっとおいしい!」
「だろー?」
「なんでみっくんは食べないの?」
「俺今日はなんかあっさりものの気分だから」
「へ、へぇ、」
とか言ってまたこっそりダイエットとかしてないでしょうね?
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みん(プロフ) - Haruさん» でもね最初は気づかなかったけど笑 寿司ネタとばかり思ってましたー。Haruさんのネタも新鮮すぎて驚き😳 (9月22日 22時) (レス) id: 893b342f6c (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みんさん» 確かに!なんで寿司ネタのキスにしようと思ったのかそっちの方が謎(笑) (9月22日 21時) (レス) id: aded2e7013 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - Haruさん» もうみっくん=キスはちゅーでしょー🤤いただきます (9月22日 21時) (レス) id: 893b342f6c (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - りーちゃんさん» 見ました見ました!私まじで嫁やった?って錯覚しました(こら)ええ、私はこうなったらキスしたいです!(どさくさ) (9月22日 20時) (レス) id: aded2e7013 (このIDを非表示/違反報告)
Haru(プロフ) - みんさん» 宏光と同じ♡それはエビよりキスに決まってます!!いやぁ、お寿司のキスにしようと思ったのにやっぱりチューにかけてしまいました(笑) (9月22日 20時) (レス) id: aded2e7013 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Haru | 作成日時:2023年9月21日 22時